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飲んだ翌朝に、「できる社員」は上司にお礼を言う

2024.10.15更新

 

上司と飲んだ翌朝に、飲み会のお礼をしているだろうか? 昨晩はしたかもしれないが、その後、上司は「言い過ぎたか」「参考になったか」と気にしている。

そんな上司が、翌朝、改めてお礼を言われると、無性に嬉しくなるものだ。

 

ところが、改めてお礼する部下は少ない。

そんな部下の気持ちもわからなくはない。

 

それには、「上司と飲んだといっても、仕事の話もしたが、ほとんど他愛もない話だった」ということもある。

「上司といっても、内輪じゃないか」という意識もある。

また、「帰りがけに、『今日はありがとうございました』と言ったではないか」と言う人も多いと思う。

 

そして、何よりも、改めてお礼を言うのは気恥ずかしいということもあるのではないだろうか。

 

 

もちろん、上司と飲んだといっても、暑い日や、ひと仕事終えた場合など、飲むことが主目的であり、

そこでの話題も他愛のないことばかりで終始した場合は、お礼を言う必要はない。

 

しかし、上司と飲むときの多くは、そこに仕事のアドバイス的なものが含まれていたり、

みなさんの悩みの相談に答えるような部分があるのではないだろうか。

 

また、上司にはみなさんの日ごろの奮闘を慰労したいと思う気持ちもある。

 

そんなことがあった場合や、そんな雰囲気を感じたときは、たとえプライベートな飲み会だったとしても、

翌朝、上司に改めてお礼を言った方がいい。

 

 

 

なぜなら、上司はそんな仕事のアドバイスや相談、慰労という部分があった場合は、

家に帰ってからも、翌朝になっても、「参考になったかな?」「ちょっと言い過ぎたかな」などと気にしているからだ。

 

そんなときに、翌朝、改めてお礼を言われたり、お礼の電話やメールをもらうと「やはり飲んでよかった!」と嬉しくなるものだ。

 

 

もし、みなさんが「上司にお礼を言おうか、言うまいか」と迷っているときは、

絶対に「言う」方をおすすめしたい。

迷っているより言った方がすっきりする。

 

 

それはべつに飲み会のお礼だけではない。

 

上司に、得意先を訪問してもらったお礼、人を採用してもらったお礼、什器備品を買ってもらったお礼、差し入れをもらったお礼、部下と飲んでもらったお礼、そしてよい評価をつけてもらったお礼……。

きっと、お礼には事欠かないはずだ。

 

そんなときは、言おうか言うまいか迷うのではなく、スパッとお礼を言ってもらいたい。

 

そんなことから、上司との関係は上手くいく。

 

綾小路 亜也

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

㉚ 「できる社員」は上司と飲んだ翌朝にお礼を言う から

 

 

 

 

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