「できる社員」はほどほどにお酌する ー そのさじ加減は?

2024.04.11更新

 

宴席のビジネスマナーは、相手のグラスやお猪口に目を配ることと言われている。
かつてはグラスやお猪口が少しでも空いたら、お酌した今はそんなお酌の仕方は流行らない。

 

 

お酌の「さじ加減」が難しくなったのだ。

「できる社員」はほどほどにお酌している。

「ほどほど」具合を考えていこう。

 

お酌するタイミングを考えるうえで、

お酒の飲み方が変わったということを認識する必要がある。

 

日本の高度成長期やバブルを知っているビジネスマンは、当時を振り返ってもらいたい。

なにか、がむしゃらにお酒を飲んだという記憶はないだろうか? 

そんな時代の接待は「機嫌よく飲んでくれた。きっと相手も満足しただろう」が、接待成功のバロメーターだった。

 

しかし、今の時代は違う。

それには焼酎ブームが影響している。みなさん自身もそうであるように、今は最初にビールを一、二本飲んだら、次はその人が好きなものを飲むようになってきた。

 

そんなとき、焼酎の水割りやお湯割りを飲む人が多く、ハイボールやウイスキーなどを飲む人も多い。

 

 

 

つまり、今の接待は昔のようにビールや日本酒一辺倒ではないということだ。

また、終始、差しつ差されつの時代でもない。

ゆっくりと楽しみながら飲む時代になった。

 

だから、相手の飲むペースにもよるが、焼酎などのお代りを次々に用意しておくというのも、私はちょっと違うのではないかと思う。

 

 

ビールやお酒をつぐ「さじ加減」については、

私自身の話で恐縮だが、金融機関の支店長をしていたこともあり、接待の場が本当に多かった。またお誘いを受けることも多かった。

私はそんな宴席を繰り返しているうちに、一つの考えを持つに至った。

それは、「人がお酌してもらいたいときは手酌したいとき」という考えだ。

 

 

 

みなさんも、家でくつろいでいるときは、冷蔵庫からビールを取り出したり、棚にしまってある日本酒を取り出し、手酌をしていると思う。

 

飲むにつれ、手酌のスピードもだんだんと落ちてくるのではないだろうか。

私は、こんな感覚を接待に応用できないかと考えたのだ。

 

宴会が始まる。最初の一杯は喉も乾いていることもあり、ビールをそれこそ喉に流し込みたい感覚になる。

人につがれなくても手酌したい感覚だ。

二杯目もまた、グイと飲みたい感覚が残っている。きっと一人だと手酌しているはずである。

このように三杯目、四杯目と考えていけばよいのではないかと思うようになった。

 

 

接待の場で相手に手酌させるということは、たいへん失礼なことだ。

このことは今も変わっていない。

 

だから、相手が飲みたいと思うとき、すなわち相手が手酌してでも飲みたいと思うときは、積極的にお酌にいき、相手のペースが落ちてきたときは、ほどほどにお酌をすればよいと思う。

 

 

「できる社員」も私と同じ感覚を持っている。

相手の飲み方を見て、「だいぶペースが落ちてきたな」と思えたら、無理にはお酌をしない。

相手の空きつつあるグラスやお猪口を適当に見逃し、合間、合間にほどほどにお酌をしている。

 

そう、相手のグラスを空けさせないという気づかいも重要だが、

それを見て見ぬフリをする気づかいも必要なのだ。

 

お酌のマナーは変わったのだ。

 

綾小路 亜也

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

⑫ 「できる社員」はほどほどにお酌する から抜粋

 

 

 

 

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