2025.10.15更新
今、エリートより、人の気持ちに寄り添える人が選ばれています。これからのリーダーに求められるものは、寄り添う力です。

気持ちに寄り添うとは、どういうことでしょう?
人の気持ちを理解することでしょうか。
そうだとしたならば、そうたやすく人の気持ちを理解できるでしょうか。
あなたの職場を見ても、みんな、役職も異なれば、雇用形態も異なります。
給与も違えば、経験年数も違います。
そればかりではありません。
生活基盤も異なれば、育った環境も異なります。
性格や考え方も価値観も、誰一人として同じ人はいないのです。
人の気持ちを理解するには、人の話に耳を傾けてみることに違いありません。
いま流行りの傾聴です。
しかし、ほとんどの場合、「傾聴する」という言葉で終わってしまいます。
「傾聴」という言葉では解決できないのが、人の気持ちなのです。
自分は傾聴しているつもりでも、多面評価で、部下から「聞いてもらえない」という残念な結果が出るのも、このためです。
部下が「聞いてもらえない」と思うのは、自分の気持ちをわかってもらえないからです。
会社社会では、「話を聞く」―「気持ちをわかってもらえない」といった現象が輪のように回っているのです。

なぜ、話す側は気持ちをわかってもらえないと思うのでしょうか?
それは、人の話を聞くとき、(それは違うな)(それはあまえだな)などと、自分につぶやきながら聞いているからです。
つまり自分の枠組みで聞いているということです。
そのことが、聞く姿勢や表情、質問に現れますから、話す側は自分の気持ちをわかってもらえないと思うのです。
人の気持ちをわかる人になるには、どうしたらよいでしょうか?
「相手の枠組み」で話を聞くことです。
相手の枠組みで聞けば、(それは違うな)(それはあまえだな)などと思うことはなくなり、相手の気持ちや感情を理解できます。
相手は、自分の枠組みで聞いてもらったことにより、自分の気持ちをわかってもらえたと思うのです。
このことを知ると知らないとでは、話を聞く際、大きな差となります。

ここで考えたいことがあります。
会社は、人を見るとき、最終的に何を確認しているかということです。
何に不安を抱くかということです。
じつは、会社が抱く究極的な懸念は、さまざまな人と上手くやっていけるかどうかということです。
そんな会社の懸念を払しょくするために、
あなたには、どんなときも、どんな場合も、「職場の人の気持ちに寄り添っていきたい」という言葉を使い、
実際にそのとおりに行動してもらいたいと思っています。。
そんな言葉を口癖にし、行動する人を、会社は重要な役割を与えるでしょう。
綾小路 亜也
エリートより、人の気持ちに寄り添える人が出世する から抜粋

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