「名刺にメモ書き」 ー できる人がやっていない理由は?

2024.07.24更新

 

いただいた名刺にその人の情報をメモすることは、一見、できる人のワザに見えます。しかし名刺への書き込みに、抵抗感はありませんか

名刺はその人の「顔」だからです。

 

その感覚は正しいのです。

だからビジネスをよく知っている人や、本当にできる人は、いただいた名刺に情報を書き込んでいません。

名刺の重みを知っているからであり、やはり名刺はその人の顔だと思っているからです。

そんな顔ともいえる名刺に、情報を書き込むことなどできないのです。

 

どうしても情報を残しておきたいときは、

名刺の裏にシャープペンシルでメモしています。

 

 

 

ビジネスマナーの記事には書いてありませんが、

会社では、よく、上司から「〇〇企業の✕✕部長の名刺を持って来て!」と言われることがあります。

 

そんなとき、名刺に情報が書かれていると、慌ててしまいます。

できる人はそんな思いをしないのです。

 

 

相手からいただいた名刺に情報をメモするということについて、

「出世しぐさ」のすすめでは次のように述べています。

 

自分のビジネスに相手を利用しようという気持ちがあるからです。

このことは、名刺交換以降、すべて自分中心にものを考えていくことを意味しています。

 

相手はそんなこちら側の気持ちがわかります。

相手がそんなことを感じ取ったら、こちら側の目論見とは逆にビジネスは進展しません。

できる人はそんなことを感覚的にわかっているのです。

 

 

ここからはアドバイスです。

 

名刺があなたを救ってくれることもあります。

 

あなたが営業に行き詰まったら、名刺ファイルに入っている名刺を一枚一枚眺めてください。

ここで、相手の顔が浮かんできたならば、そこにヒントが隠れています。

 

相手が本当に望んでいるものに気づく瞬間です。

名刺は、あなたにヒントをささやくのです。

 

ところが、名刺に相手の情報を書き込んでいる人は相手の顔が浮かんできません。

 

その名刺は単なる情報メモにすぎなくなっているからです。

また、メモされた情報に思考が引っ張られ、相手が本当に望んでいるものなど及びもつかなくなります。

 

 

 

名刺交換は相手とのビジネスの出発点

 

名刺交換の時点で、ビジネスは自分を中心にして回っていくのか、相手を中心にして回っていくか決まります。

 

自分を中心にしてビジネスを回そうと思った時点で、ビジネスは上手くいかなくなります。

 

 

ビジネスマナーの本は、名刺交換の場で、いろいろなことを企てすぎる嫌いがあるように思います。

 

名刺交換はシンプルに、相手に自分を知ってもらうということだけに専念すべきです。

この機とばかりの自分の売り込みは、百害あって一利もありません。

 

 

ただただ相手に自分を知ってもらうという謙虚な気持ちが、今後のビジネスを進展させていくのです。

 

綾小路 亜也

 

「出世しぐさ」のすすめ

名刺に情報を書き込むことに、抵抗感は? から

 

 

 

 

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