2024.11.13更新
「なぜハンコを押さなければならないのか?」と思っている人は多いが、印刷された氏名の横にハンコを押すことより、署名と同じ効果が生まれる。
これを「記名押印」という。
「記名押印」には、署名と同じ効果がある。
最近の書類には、「署名された場合は、印は不要です」と書かれていることが多い。
それは、自署は一番、本人であることを示しているからだ。
そこに、重ねてハンコを押す必要はない。
では、記名だけではどうだろうか?
印刷された氏名では、本人が記名したという証明にはならない。
だから印が必要なのだ。
押印することによって自署した場合と同じ効果を持たせるということだ。
ハンコを押すのは、自署と同じ効果を持たせるため
じつは、このことは法律で定められている。
商法三二条
この法律の規定により署名すべき場合には、記名押印をもって、署名に代えることができる
つまり、「署名」=「記名押印」ということだ。
このことが、ハンコを使用する原点になっている。
そのうえで文書は誰が書いたかということが非常に重要だということを、考える必要がある。
書いたということは、「この内容で間違いありません」「この内容について私が責任を持ちます」ということを意味している。
「私がこの書類を書きました」ということを、記名とともに印が大きな役割を果たしていることに着目してもらいたい。
つまりハンコを押すことは、「この内容で間違いありません」「この内容について責任を持ちます」と宣言する行為と言い換えることができる。
そんななかで書類を受け取った相手が、無造作に押された印、形だけ押された印、頼りなく見える印、あるいはシャチハタで押された印を見たとき、どう思うか考えてほしい。
そんな印は、とても「この内容で間違いありません」「この内容について責任を持ちます」と語っていない。
つまり、企画書や報告書の価値は、その表紙にある印でほとんど決まっているということだ。
だから印は重要なのだ。
私たちは、人が押したハンコについて、直感的な印象を持つ。
その印象は当たっている。
いくら印象アップに努めたとしても、毎日のように押すハンコに、「記名押印」=「署名」の意味あいを見出せないと、まさに「頭隠して尻隠さず」の状態になる。
綾小路 亜也
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
企画書の価値は最後に押すハンコが決める から
ビジネスマンのハンコの押し方・持ち方
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
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