2024.10.15更新
「ハンコを出しっぱなしにするな」と言われたことないですか? この言葉にピンと来ない人も多いと思います。ストレートに言うと、悪用されるからです。
「いったい誰が?」と思うかもしれませんが、経費書類や申請書類などにハンコを押されたという事例は、日本国中で起きています。
パスワードを盗まれるより、ダイレクトに目的が達成されてしまうのです。
パスワードは盗まれても、幾重にもパスワードが設定されていることが多いですが、ハンコは書類に押されれば、その時点で目的は達成されてしまうからです。
ハンコの悪用は、即、不正引き出しにつながる
職場の責任者になると、多くの会社は、その人に入出金に必要な通帳とハンコを渡します。
それは、会社がその人を組織の印を管理できる人と信頼した証拠です。
ここで、考えてください。
自分のハンコを机の上に出しっぱなしにする人に、会社は組織の印を渡すでしょうか?
昇進するということは、重要な書類にハンコを押すということであり、決裁者になるということです。
ハンコの重みを感じてもらわなければならないということです。
そう考えると、ハンコを机の上に出しっ放しにする人を、会社は昇進させるでしょうか?
昇進するということは重要な書類にハンコを押すということ
私は出世の本を書いていますが、思うように出世や昇進しない人は、自分がまったく気づかないところで✕が付いていることが多くあります。
それは、まったく意識していなかった発言だったりすることもありますが、だらしないという理由も多いのです。
もし自分の出世や昇進について「なぜ?」と思う人がいたならば、一度、自分の身の回りの管理について点検することをお勧めします。
それと同時に、できる人の机の上も確認してください。
できる人は要所を押さえた人とも言い換えることができますので、机の上にハンコが出しっぱなしになっていることはないのです。
加えて言えば、このような日常の動作が、お客さまへの信頼にもつながっています。
昼食や外出などで席を外すときは、ハンコを仕舞った机の引き出しに入れ、鍵をかけることが必要です。
綾小路 亜也
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
「ハンコを机の上に出しっ放しにする人にできる人はいない」の法則 より
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ビジネスマンのハンコの押し方・持ち方
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
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