始末書は手書きした方がよいのか? ー 見られているのは「気持ち」

2024.12.15更新

 

始末書で見られているのは気持ちです。気持ちを示すには、手書きし、しっかりハンコを押すことです。

ところが、そのような始末書はめったにお目にかかりません。

ほとんどの始末書がプリントされ、印字された名前の横にハンコが押されています。(このことを「記名押印」といいます)

 

そんな場合でもハンコがしっかり押されていたならば、見る方は「仕方がない」という気にもなりますが、無造作に押されたハンコや100円ショップで買ったようなハンコだと、「なに?」という気持ちになるはずです。

 

印がシャチハタで押されているケースもあれば、ハンコすら押されていない始末書さえあるのです。

 

これは、実際に始末書を多く見てきた私の経験談であり、そのことをある日突然注目を浴びるハンコの押し方で紹介しています。

 

どんな形で始末書が書かれていても、始末書の効力自体に影響はありません。

すると「内容的に問題がなければ、いいじゃないか」ということになるかもしれませんが、見た方は「反省の気持ちは、どこにあるのですか」と聞きたくなるはずです。

ここが一番、大事なのです。

 

 

始末書は、再発防止の観点から見られている

 

じつは、会社で、始末書ほど書き直しを命じられている書類はありません。

内容的なこともありますが、多くの場合、始末書に反省の色が見えないときです。
 
それは、反省の気持ちがない人が、再発防止を誓っても、同じようなことを繰り返すからです。

だから、会社や上司は再発防止の観点から、本当に反省しているかどうかを確認しています。

 

取引先に提出する始末書も、観点は同じです。

取引先も、そこに反省の気持ちが込められているかどうか見ています。

始末書を社外に出す場合、署名捺印することに違和感がある場合は記名押印でもよいですが、その際には、しっかりとした印を押さないと、反省の色がないと受け取られても仕方がありません。

 

 

ハンコは本人が書いたことを示すものです。

その意味では、署名があれが、ハンコはいらないことになります。

しかし、こと始末書においては、署名のうえ、ハンコを押すことが、重ねて自分の気持ちを表すことにつながります。

 

その観点に立てば、内容も手書きにした方がいいということになります。

始末書の内容は通常、長くはなりませんから、手書きしてもたいした時間にはなりません。

反省の気持ちを示すには、そんな手間は惜しまないことです。

 

内容を手書きし、署名捺印することは、それ以上悪い方向には進まないための方策とも言えます。

 

綾小路 亜也

 

 

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