1956年から読まれ続けている成功法則の不朽の名著

人望が集まる人の考え方 人望が集まる人の考え方
レス・ギブリン 弓場 隆

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2016-07-14

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1956年に刊行された本だが、成功法則の不朽の名著と言われている。
驚くのは、いま盛んに出版されている「一流の人」というタイトルが付いた本と、内容がよく似ていることだ。
そんなことから、この本を読んだ読者はちょっと拍子抜けするかもしれない。
だが、1956年がどういう時代だったかを考えてみる必要がある。
アメリカでは1950年~60年代は「黄金の時代」と言われた時代だ。戦時経済から戦後経済に移っていった。日本も戦後経済が急速に拡大していった時代であり、経済の急成長に合わせてモーレツ社員、率先垂範型のリーダーが求められた時代でもあった。
しかし、その時代に、「成功は他人とのかかわりの中で生まれる」と述べている本があったのだ。本書である。

 

「成功は他人とのかかわりの中で生まれる」から、人の習性をよく知らなければならない。それがこの本の要旨だ。
著者は「人間関係の4つのルール」を次のように示している。

 

1 すべての人は程度の差こそあれ自分本位である。

2 すべての人は自分に最も強い関心を抱いている。

3 すべての人は自分が重要だと感じたがっている。

4 すべてに人は他人に認められたいと思っている。

 

この4つのルールが示すものは、自尊心だ。
すべての人が持つ自尊心を満たすようにすることが、成功への道となる。自尊心をどのように満たすのかということが、この本の内容である。
いま、このブログでも紹介した『かかわると面倒くさい人 (日経プレミアシリーズ)』が売れている。「かかわると面倒くさい人」も表現の仕方はいろいろだが、詰まる所、自尊心を大事にしてもらいたい人ではないかと思う。
(紹介ページは http://goo.gl/3BkAq1を参照してください)

 

 

私のブログはビジネスマンやビジネスウーマンを対象にしていることから、その観点からこの本を考えてみたい。

 

<参考にしたい箇所>

・「人々は自分の知恵を活用してもらいたいと思っている」

こんな話が載っていた。
「荷造りをしていて、顔なじみの人に『作業を手伝ってください』と頼むと、おそらく相手は『私には関係ない』と言わんばかりのそっけない態度をとるだろう。
しかし、『今、荷造りをしているのですが、うまくいかずに困っています。知恵を貸してもらえませんか』と言うと、きっと相手は近寄ってきて『こんな風にすればいい』と言ってくれるはずだ」
このことは、相手は手伝いたくないわけではなく、知力と体力の両方を働かせるよう依頼されていないので、全面的に協力することができないらしい。
ぜひ、あなたは部下に、また、仕事を頼むときは「知恵を貸してもらいたい」と言ってもらいたい。

 

・「私たちが他人の間違いを指摘するとき、それはたいてい問題を解決したいからではなく、相手を批判して自分の重要感を高めたいからである」
気をつけたいところだ。

 

・「相手の意外な長所をほめる」

「たとえば、株の仲買人に株の売買の能力をほめても、本人はなんとも思わないだろう。単なるお世辞として受け止めるだけである。しかし、もし料理の腕前をほめたら、その人は感激してあなたに好意を抱くに違いない」
人をほめるときのひとつのルールは、目立たない長所をほめること。
部下指導に、得意先相手のビジネスに活用いただきたい。

 

 

生々しい話になってしまうが、昇進、出世を目前にした人には、この本を手元に置いてもらいたいと思っている。これが、私がこの本を紹介する真の狙いである。
いまの時代、出世は能力だけでは決まらないことは、拙著『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』で書いたとおりである。
出世した人は、昇進にあたって反対票をもらわなかった人である。
能力があって、仕事ができる人でも、反対票をもらうと結局は出世できない。ここに出世の大きなカラクリがあるのだ。
それでは、なぜ、その人たちは反対票をもらうのか?
それは、自尊心を傷つけてしまった人がいるからだ。
そのことを懸念して、私は拙著の中で、「人との巡り合わせを活かす」「相手のプライドを尊重し、評判を作り上げる」という見出しを立てた。
なぜ『人望が集まる人の考え方』を紹介したかと言えば、人の自尊心をどうやって満たすかが書かれていたからである。
出世を目前にした人は、ぜひ、この本を手元に置いて最終チェックをしてもらいたい。紹介した「人間関係の4つのルール」を復唱してもらいたい。そうすれば、押さえは万全となる。

 

 

最後に、この本の原題に触れておきたい。
現代は、「How to Have Confidence and Power in Dealing with People」だ。
訳すと、人との関わりの中で、信頼と力を獲得する方法だ。この場合のconfidenceは信頼でももちろんいいが、後ろにpowerがあることから、信頼されることによって生まれた力といった意味も含まれているだろう。それは自信である。
つまり、成功するために、力を蓄えていく手段が書かれている本と言える。
それならば、成功するために、力を蓄えようではないか!

 

 

 

 

 

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本の目次

 

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2018年6月30日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji