今は実力本位の時代です。実力がある人がどんどん抜擢されてきていますが、一方、出世には「適齢期」があることも事実です。

その証拠に、会社は「今年は入社〇〇年組から、管理職を出す」などと言っていませんか?
この言葉を紐解くと、「今年は入社〇〇年組が管理職登用年次にあたるが、思い切って、それ以降の入社年次からも管理職を出す」と言っているのです。
まさに実力本位の登用と言えるかもしれません。
しかし、同時に管理職登用年次が存在することも示しているのです。
そして、この会社の場合、入社〇〇年組の前後1~2年が管理職への昇進適齢期ということになります。
同様に、部長職昇進の場合にも昇進適齢期というものが存在します。
重要なことは、昇進は必ず異動という形をとることです。
異動して、昇進するのです。
持ち上がりも、異動です。
昇進は必ず、人事異動という形態をとる

問題は、昇進適齢期に昇進できなかった場合です。
新たな職場に、横滑りで異動した人も多くいると思います。
その人たちは、次の昇進チャンスまで、待たなければなりません。
しかし、こわいものが待ち受けています。
こわいものについて、『出世はタイミングで決まる!』は次のように述べています。
次のチャンスをものにすれば、少し昇進時期が遅れたということで済むが、次のタイミングまで時間を要したときには、こわいものが待ち受けている。
それは、昇進適齢期である。
企業は役職については、だいたい昇進適齢期というものを決めている。
そのことから、みなさんが次のタイミングを迎えたときは、前に述べたように、みなさんより若い年代の人がその昇進適齢期を迎えていることになる。
そして、企業はきっと適齢期を迎えている人から昇進者を決めている。
そうすると一度チャンスを逃した人は、次のチャンスをものにすることは、なかなか難しいということになる。
なにか、暗くなるような話で申し訳ありません。
しかし、これがなかなか出世できない人の実態ではないでしょうか。
じつは、私がそうだったのです。
私は管理職昇進、部長職昇進の際、二度とも昇進適齢期を逸したのです。
では、どうやってリカバリーを図ったのか?

次のタイミングがなるべく早く来るようにしたのです。
このことを『出世はタイミングで決まる!』では、異動ピッチを短くとると呼んでいます。
その理由を、こう述べています。
異動ピッチの短い人は、たとえチャンスを逃したとしても、次のタイミングが比較的早く訪れる。
そのことにより、まだ昇進のチャンスは残ることになる。
また、異動ピッチが短い人は、異動の都度、昇進選考の場に立つことができるから、昇進の可能性も高まる。
要は、今の業務に集中し、早く現職務の「卒業判定」をもらうということです。
焦るのではなく、ひたすら職務に邁進することが大事です。
すると、直属の上司やその上の上司は卒業判定を早めてくれます。
私の場合、管理職へのリカバリー期間は2年3か月、部長職へのリカバリー期間は1年でした。
出世は能力だけでは決まりません。
出世はタイミングで決まるのです。
そのタイミングは、ただ「待つ」だけではありません。
「合わせる」
「引き寄せる」
「早める」
「逃さない」
出世には、この4つの動作が必要です。
綾小路 亜也
出世が遅れたときは、異動ピッチを短くとる

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