ビジネスの「お見送り」は会釈程度に ー エレベーター前に注意

2024.03.22更新

 

エレベーターの扉前で、大勢の社員が深々と頭を下げ見送ったり、お辞儀合戦していませんか? 

しかしフロアは専用かもしれませんが、エレベーターは共用です。

 

 

エレベーター前の「お見送り」は、

他の利用者のことを考え、会釈程度がよいのです。

 

私の体験談をお話ししますが、きっとあなたも経験していることです。

 

ある共同ビルのエレベーターに乗っていたときです。

途中の階でエレバーターが止まりました。

すると、エレベーターの扉前で、大勢の会社員が来訪者を取り囲み、深々とお辞儀する姿が目に入りました。

その光景をエレベーターに乗っていたすべての人が見たのです。

 

エレベーターに乗っている他の利用者からすれば、この光景はおかしいのです。

 

見送られる人はその会社にとって重要な人かもしれませんが、自分たちにとってはまったく関係がないからです。

また、そのような見送りをされると、エレベーターの扉が閉まるまで時間がかかりイライラします。

エレベーターを私物化されたような感覚にさえなります。

 

ほかの利用者のことを考えたならば、この会社の社員は会釈程度にとどめておけばよかったのです。

 

それでは済まない重要な訪問者ならば、一緒にエレベーターに乗り、ロビーで深々とお辞儀し、見送りの儀式を行えばよいのです。

 

 

共同ビルでの見送りは会釈程度に

 

なお、会釈(えしゃく)とは、

「人に対する親しみ・好意・謝意などを表すための、軽く頭を下げたりするしぐさ」です。(『難読語辞典』から)

簡単に言えば、軽く頭を下げるということです。

 

 

共同ビルでの見送りの光景にはもっとおかしな光景もあります。

会社の上席と思われる人が会釈程度にとどめているのに、

他の社員は「ここが自分の見せ場」とばかりに深々とお辞儀していることがあります。

 

その会社の上席は他人の目を意識したのに、他の社員はそのことに気づかなかったのです。

 

そんなことに気づかない社員は、共同ビルでの見送りに限らず、飲食店や駅、空港などの公共の場でも人の目などを気にせず同じことをやっています。

 

上の人が注意すればよいと思いますが、日本の社会では一生懸命やっている人には、なかなか注意しづらい風潮があります。

だから一生懸命自分の見せ場を作っている社員は、自分の姿は評価されていると思い込んでいるのです。

実際は逆です。

 

 

 

今、企業は社会の中でのありかたを考え、一般の人からの視線を強く意識しています。

 

この時代は、「一般の人から見てどうか」ということが重視されるのです。

 

会社が、その人を判断するとき、公共の場での姿勢を見ています。

公共の場での態度が悪かったために、出世を棒に振ったという話はいくらでもあります。

 

「一般の人の目」をたえず意識することが、出世には必要なのです。

 

綾小路 亜也

 

「出世しぐさ」のすすめ

共同ビルでの見送りは、会釈程度に から

 

 

今、企業は一般の人の目を強く意識しています

 

 

出世するビジネスマナー

「出世しぐさ」のすすめ

本の目次

 

スマホで読む方法

 

「出世しぐさ」は商標登録されました。

 

 

関連記事:見送る人を見かけたときは、視界の外に

見送る姿を見かけたときは、視界の外に

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所の出世を現実につかむ本

 

こっそり読まれ続けています
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

本の目次

 

 

エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術

本の目次

 

 

異動で選ばれる人になる!
コロナ後の「たった一つの出世の掟」

本の目次

 

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ

 

情報セキュリティ時代のビジネスマナー

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

 

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方

 

 

◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご欄ください)

https://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933

 

 

出世は「構え方」で決まります

◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作

出世四部作