成功者には「守る技術」があった?

ビジネス書で語られるものーそれは、成功を収めた技術、あるいは成功するための技術である。
そして、当然ながら成功者は、その技術を語り、ビジネス書の著者やビジネスコンサルタントはその共通項を探る。
しかし、成功者は決して語らないが、そこには「守る技術」も存在していたのではないだろうか。

 

確かに、成功者が、「私は、成功の陰に、こうした『守る技術』がありました」「私は、いろいろな『守る技術』を持っていたので一定の地位まで上り詰めました」と、語ることは抵抗があると思うし、そんなことを語ってしまっては、読者も興ざめし、成功本自体も台無しになってしまうだろう。
そんなことを書いてしまったら、きっと売れる本も売れなくなってしまうだろう。
なぜなら、読者は、自分とは違った成功者の体験談、成功者独特の気づきとやり方を本の中に見出そうとしているからである。
つまり、読者は、「自分もこの人たちと同じようなことをして成功したい」という動機からビジネス書を選んでいるからである。

 

その結果、本の中身は、「攻める技術」となる。
一般の人とはどう違うことを考え、どのように違うことを実行したのか、どう揺るぎない信念を貫いたのかと、本の中身はすべて「攻める技術」の紹介となる。
そして、読者は、その気づき、アイデア、不屈の信念に感動するのである。自分もそこまではいかなくてもマネできるものはマネしようと思うのである。
成功者に、このように人とは違う「攻める技術」があったことは間違いないことだろう。 それだからこそ、成功したのだろう。 しかし、本当にそれだけなのだろうか。その「攻める技術」に目を奪われているが、それだけでは、決してないだろうというのが、私の「出発点」である。

 

一つの例として、大会社の社長に上り詰めた人の成功本があったとする。
そこには、成功本に共通しているその人の入社当時のことから、社長に至るまでの出来事、事件、上司の話、同僚の話、部下の話、得意先の話、大きな商談、プロジェクト、提携等の話がこと細かに記載されているだろう。
そして、話の中身は、きっと、その時、自分がどう判断し、どういう決断をし、どのように実行し、やり遂げたかが書かれるだろう。

 

その人の判断力、洞察力、決断力、実行力に敬意を払わなければならないことは間違いないことだが、本当にそれだけであろうか?
私は、その人がそこまで上り詰めていく過程において、ネガティブな言い方になるかもしれないが、サラリーマンとして、ビジネスマンとして、減点、失点が少なかったのではないかと思うのである。
非常に現実的な表現をすると、減点、失点が少なかったから、その地位まで上り詰めたのではないかと思うのである。

 

いま、大企業の社長という極めて特殊な例をだしたが、サラリーマンとして、ビジネスマンとして一定期間生き抜くことは非常に難しい。
現在は好景気かもしれないが、やがては不景気が必ず訪れる。これは我々が幾度となく経験した動かざる経済原則である。
そして、重要なことは、いつの時代も企業は、生き延びるためにコスト削減を繰り返しているということである。
みなさんが働く企業でも、年々従業員の働いた成果により、給与格差を拡大していることと思う。今後益々その格差は拡大していくだろう。
また、いままで以上に企業統合やリストラも加速していくだろう。
つまり、雇用自体も安定しているようで安定していないと言えるかもしれない。

 

そんな中にあり、ビジネス書に記載がない「ビジネスマンの守る技術」を身に付けることは、重要に思えてならない。
そして、「守る技術」をマスターした上で、今度はみなさん自身により、「攻める技術」をマスターしていただきたいと思っている。

 

 

(ブログ「守る技術」のコンセプトである。
『サラリーマンの本質』も参照願いたい)

 

 

 

 

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