転勤の意味

春になると、悲喜こもごもの思いを胸に新任地に赴く人がいる。
ビジネスマンやビジネスウーマンにとって、転勤は避けては通れない道だ。
転勤は、転勤する人にとってどのような意味があるのだろうか?

 

転勤はキャリアアップのために不可欠と言う人がいる。
新しい人との出会いのチャンスと言う人もいる。
社命だから致し方ないと割り切る人もいる。
どれもが合っていると思うが、これから転勤する人の気持ちとは少し違う。

 

たしかに、新しい職務に就くことで、いままでとは異なったキャリアが形成され、新しい人とも出会える。
だが、その前に、転勤した土地で生活しなければならない。それが転勤なのだ。
つまり、転勤するということは、自分の知らない空の下で生活し、生活しながら、新しい職務に就き、新しい人との関係を作っていくことである。
それゆえ、ビジネスマンやビジネスウーマンにとっては一大イベントとなり、不安になるのだと思う。

 

転勤というと、すぐに新しい職場と職務、人間関係に頭が行くが、その土地で生活することが先にあるのだと思う。

 

 

じつは、このことがわかるのは、転勤した地を去るときだ。
その地を去るとき、つらかったこと、嬉しかったこと、忘れがたい人などが頭を覆う。
だが、よくよく考えれば、つらかったことも、嬉しかったことも、その地にいたから経験し、忘れがたい人も、その地にいたから出会えたのだ。
みんな、その地を中心に回っていたことになる。

 

私も、転勤した地を去るとき、さまざまな思いを胸に、ホームや飛行場の搭乗口の前に立った。
そのときの気持ちを表現することはなかなかむずかしいが、離れる地への思いが中核にあったように思う。
それは、苦しかったときも、つらかったときも、楽しかったときも、自分を見届けてくれた感謝のような気持ちだった。

 

 

転勤経験は、やがて、自信となる。
もちろん、そこでの職務経験が自信につながっているが、それよりも、見知らぬ地の空の下、空気の中で暮らしていけたという自信のほうが大きいような気がする。
この、やっていけた、暮らしていけたという感覚があるため、転勤した地での日々が、人生のドラマのひとコマとなる。

 

 

これから転勤する人の気持ちはさまざまだと思う。
意気軒昂にその地に向かう人もいれば、挽回を胸にその地に向かう人もいる。
ともに、すぐに人間関係を築かなければならないと思っているかもしれないが、仕事も人間関係もその地を中心に回っているということを、忘れないでもらいたい。
実際にその地で生活を始め、親しむことにより、その地は歩み寄り、そこで働く人も歩み寄る。
焦らずに、転勤した地での生活を始めてもらいたい。

 

綾小路亜也

 

 

その地で暮らしたことは大きな自信となる。
暮らした土地への感謝を胸に、新幹線に乗った。
座席に座ったとき、込み上げてくるものがあった。

 

 

 

 

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