いい評価を生むには、時間の区切りが必要

新しいことに取り組まなければ、いい評価をもらえないことを、ビジネスマンやビジネスウーマンは百も承知している。
それなのに、評価の季節になると、苦い思いを繰り返している。
なぜだろう?

 

この理由に踏み込まない限り、いい評価は得られない。
一生懸命頑張っているのに、いい評価をもらえない人には、「組織のため、会社のため、上司のために一生懸命頑張っているのに、なぜ評価されないのか」という不満が必ずある。
そこには、新しいことへの取り組みは、業務に占めるウエイトも影響も日々の業務とは比べられないほど小さいといった思いがある。
だから、日々の業務への取り組み姿勢と結果で評価されるべきだと考える。

 

 

しかし、新しいことへの取り組みができなかったことには原因がある。
一つには、新しいことへの取り組みを目標シートに書いたものの、実行方法も最終形もイメージできなかったことがある。
だから着手できなかったのだ。
数値化できない目標を設定してしまったとき、そんな現象はよく起きる。

 

もう一つは、「新しいことに割く時間がなかった」ということだ。
この理由を挙げるビジネスマンやビジネスウーマンは多いはずだ。
しかし、本当にそうだろうか?
たしかに、日々の業務は忙しいが、それでも、ゆとりが生まれるときがある。
そんなとき、多くのビジネスマンやビジネスウーマンは、その時間を既存業務にあててしまう。
社内での打ち合わせや会議の時間、電話が長くなり、得意先での面談時間や滞在時間も長くなる。
それはそれで意味あることかもしれないが、このような形でゆとり時間を埋めているということを、考え直さなければならない。

 

じつは、このような形で時間を埋めてしまうほうが、新しいことをやるよりずっと楽なのだ。
しかし、ゆとり時間をこのような形で埋めていると、そのうち、緊急案件やトラブルが舞い込む。
そうすると、本当に息をつく暇もないほど忙しくなる。
そして、嵐が過ぎ去りゆとり時間が生まれると、また、既存業務を埋める形で一日を使ってしまう。
そうこうしているうちに、また、緊急案件やトラブルが起きる。そんな繰り返しになる。
これでは、永遠に新しいことに取り組む時間は訪れない。

 

そんなサイクルに陥らないためには、新しいことへの取り組みは別腹と考えることだ。
問題は、どのようにして、別腹の時間を確保するかということだ。
「〇〇曜日は新しいことをする日」と決めている組織もあるが、それを貫き通すことができれば、その方法もいいとは思う。
しかし、私の経験から、形は次第に崩れていく。
私は、時間を作ると大袈裟に考えるのではなく、少し余裕があるとき、ゆとり時間が生まれたとき、とにかく手を出すと考えたほうがいいと思う。
それは、ビジネスマンやビジネスウーマンの本音を言えば、新しいことに取り組むことはやはり嫌であり、「やらなければならい」と考えると、どうしても身構えてしまうからである。
そうすると、時間を作って取り組もうとする。
だが、そんな時間はなかなか作れるものではないから、結局、やらないで終わってしまう。

 

 

私は「出世した人」を多く見てきたが、彼らは無駄な時間を送らない人たちと言えるが、時間の区切りに優れた人たちと言ったほうが正確かもしれない。
彼らは、そのとき、そのときの時間を大切にしたが、その時間が終わると、すぐに頭を切り替えて次なるスケジュールに向かった。
ビジネス社会では、彼らのような時間の区切りが必要だと思う。
そんな彼らをマネれば、日常業務のなかで余裕ができたとき、頭を切り替えて新しいことに向かうのが、やるための現実的な手段だと思うのだ。

 

 

 

評価のことを考えると、新しいことへの取り組みについては、「やったか」「やらなかったか」の比重が高く、「やった」場合には、ポイント加算が大きい。
つまり、新しいことへの取り組みをやらない手はないのだ。
やるためには、一日の業務のなかで、時間の区切りをつけることだ。
時間の区切りをつけられる人が、いい評価をもらっているとも言えるのだ。

綾小路亜也

 

 

(参考記事)

「数値化できる目標を書く」
https://shinyuri-souken.com/?p=12279

 

 

 

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