人事部に異動する人は? 人事部に行くには

2024.04.23更新

 

異動希望部署に「人事部」と書く人は意外に多い。
それを見た上司はどう思うだろうか?
人事部に異動する人は、どんな人なのか、行くにはどうしたらよいか?

上司の受けとめ方は?

実際の場面から考えてみたい。

 

今、あなたは迷っている。

今の営業部門に着任してから4年になろうとしているからだ。

 

「来年は、ぜったいに異動だ。もう営業はいい。営業部門にだけは絶対に行きたくない」と確固たる思いは持っているものの、

他の希望先をどう自己申告用紙に書いてよいかわからない。

 

あなたのような人は多い。

「営業は大変だ。数字に追われる世界はこりごりだ」と思っているからだ。

 

しかし、営業以外の職務をどう自己申告表に書いたらよいかわからない。

 

そこで、現在の職務と直接関係ない異動希望部署を書くことに抵抗感を持ちつつも、その理屈づけを必死に考えるのだ。

 

その結果、自己申告表に書かれた内容は、次のようになる。

 

「私が営業で学んできたことを、ぜひ若手職員の指導に活かしたいです。人事部を希望します」

 

上司は「人事部」という文字に目を剥く。

 

 

上司からこんな意見が返ってきそうだ。

 

「営業を経験したって言うが、いったいどれだけ経験したんだ?」

 

「今の営業だって、満足にこなせなかったじゃないか。それが職員の指導?」

 

上司は勘づいているのだ。

「とにかく営業は嫌なんだろ……」と。

 

そして、言っていることが、一般論だ。

どんなことで、若手職員の指導をするかが明確になっていない。

これでは人事部に行けない。

 

だが、もし、あなたが「私は、ずっと新入社員の〇〇さんと、入社2年目の✕✕さんの指導を実施してきました」と言うならば、話は違ってくる。

 

そんなときは、所轄は人事部かもしれないが、研修の方に重点を置いた方がよい。

やりたいことが見えてくるからだ。

 

自分がやってきたことが異動希望先の軸となる

 

人事部に異動する人は、どんな人だろう?

 

あなたも十分におわかりだが、人事部は会社の中枢部門だ。

 

おそれずに言うならば、こうした部門への配属は会社が決めることだ。

会社が従業員を見渡して、この人ならと思える人を配属している。

考え方、パーソナリティーなど、すべてを含めて決定することが多い。

 

つまり、部署狙いして行く部署ではないということだ。

 

 

私は会社社会に長くいたが、人事部を希望して人事部に行ったという人を知らない。

 

だが、その人たちは何かを持っていた。

組織の運営に一所懸命取り組んだとか、部下指導に力を入れた、効率的な業務運営を目指したというようなことだ。

 

人事部が何に注目したかはわからない。

きっと、その時、その時によっても違うのだろう。

 

 

どこに異動希望を出すかは自由だ。

その際、自分が何に一所懸命取り組み、何を積み上げてきたのか、考えることが大事だ。

その「何か」が見えると、希望先に近づく。

 

綾小路 亜也

 

 

 

 

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