2024.04.03更新
「腹をくくる」とは覚悟を決めることだ。
ビジネスで重要なことは、スケジュールに腹をくくることだ。今に没頭するということである。
今に没頭しているか?
それが仕事に腹をくくるということであり、それができる人が腹をくくった人だ。
ところが、私たちはなかなかスケジュールに腹をくくれない。
このことについて、『「出世しぐさ」のすすめ』は次のように述べている。
私たちはスケジュールを組んでも、スケジュールが早く終わった場合のことばかり考えている。
得意先との面談では、面談前から早く終わったときのことを考え、
会議が予定より早く終わりそうなときは、頭の中で、もうその後の予定を描いている。
部下との面接でも、「早く終わらせて、たまった仕事を片づけよう」と心で思っている。
重要な訪問のあとにも時間を空けずに次の予定を入れ、接待を組んでも翌日のゴルフのことが気になる。
私たちは、せっかく組んだスケジュールなのに、スケジュールに没頭しようとしていないのだ。
スケジュールを組んでも、スケジュールに没頭しようとしていない
そんな気持ちでは、重要な面談も佳境に入りあと一歩となったとき、
接待の相手から二次会に誘われるとき、
会議が核心に迫ったときに対応できない。
ビジネスというものは不思議なもので、得意先との面談でも、最後のほうに得意先の言いたいことが詰まっている。
接待でも、終わり間近に得意先の本音が出る。
得意先から二次会のお誘いが出る場合は、「あなたにちょっと耳打ちします」という意味あいもある。
部下との面談でも同じだ。
最後のほうでやっと部下の本音が出る。
そんなとき、スケジュールに腹をくくっていないと、ビジネスチャンスを逃したり、相手の本音を聞き逃したりする。
それでは、スケジュールを組んだ意味がない。
面談の終わり近くに本音が出る
「スケジュールに腹をくくる」というとむずかしく聞こえるが、
要は、自分が組んだスケジュールに専念するということだ。
それがスケジュールを組むという本来の意味のはずだ。
ここを、「スケジュール、スケジュール」と考えると、スケジュールを組むことが目的となり、なんのためのスケジュールかわからなくなってしまう。
また、スケジュールをたくさん組めたことが、自分の有能さを語っているように思え、自己満足してしまう。
スケジュールに専念する
よく「一流の人」は、余裕のある人だと言われる。
だが、「一流の人」は忙しいに違いない。
それにもかかわらず、なぜ「余裕」があるようにに見えるのだろうか?
それは、忙しいからこそ、そのときを大事にしているからである。
このことは、そのときに会う人を大事にしていることにもつながっている。
そのときのスケジュールにどっぷりつかっている姿が、余裕があるように見えるのだ。
綾小路 亜也
スケジュールは腹をくくるためにある から
余裕があるように見えるのは、なぜか?
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