『浅草のおかあさん』の舞台を訪ねて

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2018年発売予定のエッセイ『浅草のおかあさん』の舞台です。

昭和の時代から平成の時代にかけて、「浅草のおかあさん」と呼ばれた女性がいた。
なぜその女性だけが「浅草のおかあさん」と呼ばれたのか、誰もわからないでいる。




第1話 浅草のおかあさんたちは星由里子タイプの美人
浅草のおかあさんたちの顔は端正であっさり顔だ。つまり正真正銘の美人顔ということになる。この顔が浅草を支えている。
  


第2話 浅草の商売はおかあさんたちが支えている
浅草の食べ物屋や商店の亭主はきわめて愛想が悪い。恥ずかしがり屋だからだ。そんな亭主たちに店を任せている傾いてしまうが、そこに浅草小町たちがいる。
  


第3話 浅草の学習院 浅草寺幼稚園
浅草で名門中の名門と言えば「浅草寺幼稚園」である。伝法院の横にある。お手伝いさんが子供たちの送り迎えをした。
  


第4話 先生を自慢しあう浅草のおかあさん
浅草のおかあさんたちは先生のことをけっして悪く言わない。競ってほめあう。写真は田原小学校。創立100年を越える。
  


第5話 浅草の放送局長
浅草通りをはさんで、二人の情報通のおかあさんがいた。(写真は浅草通り)



第6話 「音のヨーロー堂」

浅草のおかあさんたちは、子供に無性に習いごとをさせたがった。
格好の標的となったのは「音のヨーロー堂」だった。「ヨーロー堂」は「ちんや」の並びにある。(壁が緑のビル)
  


第7話 おかあさんと六区で映画
いま、六区は大盛況だ。子供たちは浅草のおかあさんたちと見た映画を忘れない。
  


第8話 「ミカワヤ」のケーキ

浅草のおかあさんたちは、お世話になった人に「ミカワヤ」のケーキを持って行った。
「ミカワヤ」はオレンジ通りと雷門仲通りにあった。2枚目の写真は「アンヂェラス」
  

「ミカワヤ」とパンの「ペリカン」は親戚同士だった。



第9話 浅草案内
浅草のおかあさんたちの家には、客がよく訪れた。「宝蔵門」「二天門」「被官稲荷」。伝法院通りのカラクリ。
  

  


第10話 名残を惜しむ「正華」の餃子
「浅草のおかあさん」は訪問客を見送るとき、「正華」に寄った。
「正華」は、今はすし屋通りで直売所を出している。近くにシューマイの「セキネ」がある。
  


第11話 「カイト、プリーズ!」
外国の人から「カイト、プリーズ」と言われて、浅草の人は「エトワール海渡」の方角を指さしてしまった。
雷門前の「浅草文化観光センター」では外国の人に観光案内を行っている。
  


第12話 「フィッシュ」を「フィニッシュ」と言ってしまった男
浅草の英語は、大ジメ師が言うように、単語重視のshort cutがいい。
値札をよく見ると英語表記がある。



第13話 浅草の女になる三社祭
本当に浅草の嫁になれたのか、それを試すのが三社祭だった。
本社神輿渡御と三社さま
  


第14話 おかあさんと育てた朝顔
路地には楽しみがあった。



第15話 浅草のおとうさんとかき氷
おとうさんたちは機嫌がいいとき、かき氷の出前を頼んだ。そんな様子が外にも伝わってきた。



第16話 どんなときも動じない浅草のおかあさんたち
「浅草のおかあさん」の亭主は、毎朝、観音さまに手を合わせた。



第17話 それぞれの隅田川

「浅草のおかあさん」は橋の上に立つと、淋しさと切なさを上塗りするような感覚になった。
  


第18話 夏休みの宿題に取り組む浅草のおかあさん
工作の材料を「松屋デパート」に買いに行った。



第19話 南天や赤きに集う小鳥かな

「浅草のおかあさん」が作った句は浅草中に広まっていった。



第20話 目的が明確な浅草のおかあさんたちの旅行
浅草のおかあさんたちは、日光や鬼怒川温泉によく行った。
「松屋デパート」の2階はすっぽり東武伊勢崎線の浅草駅になっている。



第21話 遠足の切り札「志乃多寿司
浅草のおかあさんたちは、遠足に「志乃多寿司」の、のり巻きといなりを持たせてくれた。
  

浅草と寿司とは縁がある。助六寿司は花川戸助六から来ている。写真は「助六夢通り」


第22話 人生丸抱え「松屋デパート」
「松屋デパート」で結婚式を挙げる人は多かった。
  

第23話 浅草のおかあさんの解決法
浅草中の人が心配した恋愛があった。写真は田原町交差点



第24話 恋愛後順位優先の法則に勝つ浅草のおかあさん

浅草の亭主は寄り合いで井泉のとんかつサンドを手みやげにもらうと、女房にに食べさせたくて、いそいそと家に帰った。写真は上野広小路にある井泉本店



第25話 勝手口文化
御用聞きの人は、勝手口から勝手口を回った。



第26話 浅草の洋食
浅草のおかあさんたちは風邪をひくと出前をとってくれた。
「フナキ」は、うなぎ「色川」の一軒隔てた所にあった。2枚目の写真の奥は「ヨシカミ」
  


第27話 おかあさんとお手伝いさんの気持ちが詰まっている焼きいも
「やーきいも いしやーきいも やきたて」という声が聞こえてきた。



第28話 浅草気質

「浅草のおかあさん」は亭主の浅草気質に苦労した。
浅草が生んだ文人 久保田万太郎先生も浅草気質に触れている。久保田万太郎生誕の地の碑



第29話 「松喜」の肉で締める大晦日
大晦日、浅草のおかあさんたちは、すき焼きで亭主を慰労した。「松喜」には、いつも行列ができた。
  


第30話 はにかみ
「スガタミ」や提灯の「山崎屋」の前は、男たちの頭で真っ黒になった。真っ黒は手打ラーメンの「馬賊」まで続いた。
  


浅草は、空気と空気、匂いと匂いがぶつかりあっている街である。
そして、子供たちが確実にかいだ匂いがある。それは、浅草のおかあさんたちの匂いである。



『浅草のおかあさん』目次