『なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか』

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なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか
綾小路 亜也

2015-09-28


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本の内容

・ビジネスでの「差」はたえずビジネスマナーに書かれていないことろで生じている。


・「できる社員」はビジネスマナーを鵜呑みにはしない。

 自分で考え、自分で作り上げるものだと考えている。


ビジネスマナーで本当に迷うのは、ビジネスマナーの本に書かれていない状況に遭遇したときである。

また、本に書いてあるビジネスマナーを忠実に実行したとしても、それが他者との決定的な「差」となるわけではない。

ところが、「できる社員」と言われている人は、本に書かれていないところで、的確な答えを
出し、他の社員に大きな「差」をつけている。

大手金融機関の支店長などを経験してきた著者は、「できる社員」がなぜ的確な答えを出せるのか、また、その「差」は何かを解明していく。

ビジネスマナーの本に取り上げられることがないが、ビジネスマンが本当に知りたいと思っている「得意先対応」「接待」「上司への対応」の事例を紹介し、その対処方法を解説している。
また、ビジネスマナーの定番となっている事例についても、その真の意味と現場での応用を考察している。


             目 次

はじめに
「できる社員」はビジネスマナーを自分の頭で考えている



第1章 「差をつける」得意先対応編
「できる社員」は相手の感情を優先する


① 「できる社員」は折り返しの電話をもらわない
   用件があるのはどちらなのかを考える

 「できる社員」のアポは9時半か13時半
   中途半端な時刻を選ぶと、相手の一日をフイにする

③ 「できる社員」は訪問人数にこだわる
  3名以上で訪問するときは、必ずこちら側に事情がある

④ 「できる社員」は手土産を席の横に置く
  食べるものは床に置かない

⑤ 「できる社員」はテーブルの上に資料を置かない
  いかにもその用事で来たと思わせない

⑥ 「できる社員」は資料を会社の封筒から取り出す
  相手のために用意したと思わせる

⑦ 「できる社員」はメモを極力取らない
  相手の表情や動作から情報を読み取る

⑧ 「できる社員」は相づちをほどほどに打つ
  年代や経験の違う人への相づちは逆効果

⑨ 「できる社員」は商談を30分以内に収める
  「商談」と呼ばれているものの多くは「面談」と考える

⑩ 「できる社員」は辞去するときに神経をつかう
  帰るときの姿勢は相手に一番見られている

⑪ 「できる社員」は餞別を封筒に入れて渡す
  相手に気づかいさせない形で渡す


第2章 「差をつける」接待編
「できる社員」は相手に見えない部分で気をつかう


⑫ 「できる社員」はほどほどにお酌をする
  相手の空いたグラスを見逃すことも気づかいである

⑬ 「できる社員」は上司にときどきお酌をする
  上司にお酌をしなくても失礼にあたらない

⑭ 「できる社員」は前任者の話題を避ける
  接待の目的は今の関係を築くことである

⑮ 「できる社員」は受けより自分を知ってもらう
  受け狙いより相手の心に響く芸をする

⑯ 「できる社員」は時刻通りに接待を終わらせる
  接待にも起承転結がある

⑰ 「できる社員」は一次会で終わらせる
  宴席をしっかり締めれば、二次会に流れない

⑱ 「できる社員」は接待の手土産を自分で選ぶ
  自分で選んだ手土産の思いは相手に伝わる

⑲ 「できる社員」は手土産をケチらない
  手土産の価格は接待とのバランスで決まる

⑳ 「できる社員」は「季節のご挨拶」を知っている
  中元・歳暮以外の名分を作る


第3章 「差をつける」上司への対応編
「できる社員」は上司の本音を知っている


㉑ 「できる社員」は結論から話すのではなく件名から話す
  一瞬でも相手に心の準備を与えると、報告はうまくいく

㉒ 「できる社員」は口頭で報告してから文書を作成する
  文書を作成してから報告するのではない

㉓ 「できる社員」は上司の話に割り込まない
  上司へのフォローとは上司のストーリーを邪魔しないこと

㉔ 「できる社員」は上司が好む席を知っている
  乗り込みやすく出やすい席を考える

㉕ 「できる社員」は社用車では迷わず道路側の席に座る
  社用車では上席は100%歩道側と考える

㉖ 「できる社員」は出張先で上司と一緒に朝食をとらない
  上司もときには一人だけの時間を持ちたいと考える

㉗ 「できる社員」は昼食の候補先を用意する
  同行してくれた上司にささやかなお礼の気持ちを示す

㉘ 「できる社員」は飲みに誘われたら仕事を切り上げる
  たとえ飲み会でも人を待たさない

㉙ 「できる社員」は居酒屋でオーダーに迷わない
  人の好みより早さを優先する

㉚ 「できる社員」は上司と飲んだ翌朝にお礼を言う
  上司は内心、昨夜のことを気にしている


第4章 「差をつける」ビジネスマナー実践編
自分の頭で考え、ビジネスマナーで差をつける


㉛ 上司と一緒にタクシーを拾う場合、座る席はどこか?
  歩道側か、運転席の後ろか?

㉜ 役員が訪ねてきた場合、役員が応接室で座る席はどこか?
  長椅子か、肘掛け椅子か?

㉝ 得意先が数名で来社するとき、確認すべきはなにか?
  用件か、来客者の役職か?

㉞ 得意先の部長に「ご無沙汰しています」と言うべきか?
  毎日のように担当者には会っているのに、抵抗感はないか?

㉟ ゴルフ接待で相手のスコアが悪かったとき、どうすべきか?
  ゴルフの話をした方がいいのか、避けるべきか?

㊱ お詫び訪問にいくとき、一番重要なことはなにか?
  誠意を示すことか、対処策を話すことか?

㊲ 少しだけお金を使わなければならない持ち物はなにか?
  名刺入れか、筆記用具か?

㊳ ビジネスマンが一番疲れを感じさせるものはなにか?
  スーツの皺か、靴底が減っていることか?

㊴ 希望通りにいかなかった人の送別会でなんと声をかけるか?
  「お世話になりました」か、「お疲れさまでした」か?

㊵ 「できる社員」とはどういう社員なのか?
  それは、いかにもその業種の人に見えない社員である


おわりに
ビジネスマンの「差」は解釈の違いから生じている



【著者紹介】 
綾小路 亜也(あやのこうじ あや)
慶應義塾大学卒業後、大手金融機関に入社し支店長、理事を経験。
退職後、自身のサラリーマン経験を基にビジネスマンの頭で考える「ビジネスマン・ウーマンの生き抜く技術」、「ビジネスマンの守る技術」などをブログで発信している。Facebookやブログのファンも多い。
ビジネスマンの視点に立ったビジネス書の紹介にも精力的に取り組んでいる。
著書に『サラリーマンの本質』がある。
2014年、ビジネスマンに役立つ情報を発信することを目的に新百合ヶ丘総合研究所を設立している。