人は頼んだことへの早さで信頼度を決めている

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(※このページは2017年11月17日に更新されました)

人は頼んだことへの早さで信頼度を決めている
「ビジネスマンの守る技術①」

 

あなたと大前提となる考え方を共有することからスタートしたい。
あなたは、自分が会社からも上司からも得意先からも、もっと評価されるためには、「どう思われなければならないのか」考えているのではないだろうか?

 

色々なことが頭に浮かぶ。
最初に「もっと仕事ができるようになればいいんだ」と思う。
しばらくして、「仕事ができる」は間違いなくその通りだと思うが、どのように仕事ができるようになるかが問題だと気づく。

 

そうすると、次に浮かぶのは、「安心して仕事を任せられる」「信頼される」こんなイメージが浮かんでくる。
考えてみると、「安心して仕事を任せられる」は「信頼される」とイメージが似ている。

 

そうすると、あなたは直観的なイメージの世界だが、この「信頼される」あたりが、評価されるための条件ではないかと思えてくる。

 

なかなか正解を出すのは難しいが、ここで議論に時間をかける必要はない。
なぜなら、それを求めるのが、これからの作業だからだ。

 

それでは、仮に自分が評価されるための条件を「信頼される」とした場合、この「信頼」は人からどう思われることだろうか?
ここはイメージしてもらいたい。

 

「この人に頼めば、間違いない」と思われること
「いつも仕事の中身がしっかりしている」と思われること
「安定的な仕事ぶり」と思われること………。
こんなことが頭に浮かぶのではないだろうか。
どれも、仕事の中身、内容のことをいっている。

 

しかし、本当にそうであろうか?
この入り口部分こそが、「ビジネスマンの守る技術」の出発点となる。

 

結論からいうと、信頼は、たしかに仕事の内容に求められる。
しかし、それは、ずっとあとの話である。
その前に、大きな信頼への入り口がある。
それは、「頼んだことへの早さ」である。

 

このことを理解するために、私たちがいつも生活の中で経験していることを思い出してもらいたい。
私たちは、生活の中でも実にさまざまな依頼をしている。

 

地域活動やサークルで電話連絡を頼んだりすることがある。
役割分担をお願いすることもある。
また、学生時代のクラブ仲間への連絡を依頼することもある。
ちょっとした頼みごとをする場合もある。

 

家庭でも、けっこう依頼している。
「あれを買ってきて」「あれを捜しておいて」「あれを整理しておいて」「あれを捨てて」「あの書類出しておいて」「連絡しておいて」………。

 

問題はここからである。
そのときに、あなたは感じるはずである。
自分からのお願いに対して、すぐにやってくれる人もいれば、そうでない人もいるということを。

 

あなたは、あなたからの依頼にすぐに応えてくれない人に対して、どういう感情を持つだろうか?
おもしろくないに決まっている。
そして、おもしろくない気持ちのあとに来るものは、「ああ、この人アテにできないな」という感覚ではないだろうか。

 

あなたは、生活の中で、この「アテにできない」という感覚をさんざん味わっているが、この感覚をビジネスの世界で持たれたら、信頼どころの話ではなくなる。

 

そう、この「アテにできない」という感覚を持たれないことが、ビジネスマンの第一関門である。

 

しかし、ここをよく勘違いするビジネスマンが多い。
その人たちは「信頼を得るには内容である」とストレートに考える人たちだ。
それは、その通りだが、ずっとあとの話だ。

 

頼んだ人は、頼んだ瞬間から、頼んだことへの進捗がブラックボックスになる。
だから、人は、このわからなくなるということに対して不安を持つ。

 

頼んだ人は、頼んだ瞬間から、こんなことを思うのである。
「あの人ちゃんとやってくれているだろうか?」
「あいつ、本当にやっているんだろうな」
気になるから、督促を入れるのである。

 

それでは、どうしたらいいかというと、シンプルである。
やればいいだけである。
それも人から頼まれたら、可能な限り早くやればいいだけである。
そして、頼んだ人の不安を除去すればいいだけである。

 

しかし、これができていないのが現実なのである!

 

あなたも、会社外のことをもう一度思い出してもらいたい。
自分が頼んだことを「まだ、やってもらっていない」ということに気づき、しょっちゅう腹を立てているのではないだろうか。
もしかすると、あなた自身も人からの依頼に、重い腰を上げていないことも、けっこうあるのではないだろうか。

 

「頼まれたら、 督促を入れられる前に、現在の状況を報告する」
このことが、ビジネス社会では、ぜったいに必要である。

 

「部長、この間ご指示いただいた件ですが、いま、こういう状況になっています」と報告する。
その時、部長はかならず「よし、わかった」というだろう。

 

これが、逆に部長の方から、「この間の件、どうなっている?」と聞かれ、もし、あなたがまだ着手をしていなかった場合、部長はあなたをどう思うだろうか。

 

不快感のあとに、シンプルに、「アテにできない」と思うだけである。
こう思われたら、信頼どころの騒ぎではない。大減点となる。
これは、得意先とて同じである。

 

人にものを頼まれたら、早くやり、早く途中経過を報告する。
シンプルだが、ビジネスマンが身に付けなければならない最も重要な「技術」である。

 

綾小路亜也

 

 

ポイント
①人は信頼を、頼んだことへの早さで決めている。
内容的なものは、ずっとあとの話である。
②人は頼んだ瞬間から、不安になるということを忘れてはならない。
③頼まれたら、督促を入れられる前に、現在の状況を報告する。

 

 

 

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