ビジネスマンはいつ答案用紙の提出を求められるかわからない

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ビジネスマンと学生との大きな違いの一つは、答案用紙の提出時期である。
学生時代は、答案用紙の提出リミットが決められている。時間内に答案用紙を提出すればいい。
ところが、サラリーマンやビジネスマンはそうはいかないのである。
ここの認識をしっかり持つことが、「絶対に減点されないビジネスマンの守る技術」につながる。

 

上司から、「これをやってくれ」と頼まれる。
それから、一週間も経たないうちに、上司から「あれ、どうなった?」と聞かれる。
これが、サラリーマン社会であり、これがビジネスの現場なのである。
また、こんなこともある。
会社や組織で、ある施策の実行が決定された。
決定から間もないうちに、その進捗ミーティングを実施するという。これもよくある話である。

 

さて、問題はここからである。
もしかして、あなたは、頭の中で、自分で答案の提出時期を決めていることはないだろうか。
自分で提出時期を決めているから、「え?」と驚くのではないだろうか。
しかし、組織の上に立つ人は、だいたいがせっかちなのである。
また、上司をお客、得意先と置き換えてもまったく同じである。
それは、あなた自身が客の立場にあるとき、「まだか、まだか」と思うし、言うではないか。
このように急に答案用紙の提出を求められても、答えられることが、「絶対に減点されないビジネスマンの守る技術」の一つである。

 

それでは、どうしたらいいだろうか?
それには、「まずは、形を作り上げる」という動作を覚えておいた方がいい。
まず、この動作をイメージすると、それは、どの断面で切られても、「一定の答え」ができるようにするということである。
この「一定の答えができるようにする」というのがキーフレーズだ。
この感覚が絶対に必要である。

 

たとえば、もし、あなたが営業部門に所属していたとしたら、新商品のキャンペーンというものが開かれるだろう。
そのとき、あなたは、必ず、早期にその進捗ミーティングが実施されることを予想しなければならない。
そのためには、とにかく、顧客、見込み客を、まず訪問してみることだ。
そして、案の定、進捗ミーティングが開催されたとき、あなたは、席上、顧客の新商品に対する感触を報告すればいい。
立派にパスするはずである。
これが、形を作り上げるということである。

 

また、もし、あなたが建築関係のビジネスに従事し、ある顧客の仕事を請け負った場合は、すぐに、顧客から工程について、すなわちいつ工事が始まり、いつ工事が終わるのかという問い合わせが入ることを予想しなければならない。
ここで精密を期すことは意味がない。顧客の要望は、「早く知りたい」という一点である。
あなたは、関係者と打ち合わせて、工程の概略を話せばいい。この関係者と打ち合わせたというところが、重要だ。
すなわち、顧客に対してあなたは、一つの形を作り上げたことになる。
顧客は、多分、あなたの「関係者と打ち合わせした結果、これこれこうなります」という説明に満足するだろう。

 

以上のことから、「形を作り上げる」には、何かしらの行動が必要となる。
しかし、ここは難しく考えない方がいい。
とにかく何かしらのアクションをとり、行動したという実績を作ることである。
報告書でも同じである。
まずは、「どういう内容にするか」など、あまり考えないことだ。
とにかく、頭にあることを書いて、形にしてみることだ。
そうしたら、あなたは、上司からの問い合わせに立派に答えられるではないか。
「書いてみたら、結構難しいです」と。
その時、上司はきっとこう言うだろう。「そうか、よろしくな」と。
また、万が一、超せっかちな上司から、「報告書見せてくれ」と言われた場合でも、内容的にはまったく不完全でも、そのまま提出すればいい。
上司はこう言うだろう。「うーん。いま一つだな。ここのところ、もう少し肉付けしてくれよ」と。
それから内容的なものに入ればいいだけである。

 

ビジネス社会では、答案用紙はいつ提出を求められるかわからない。
そのときに、白紙の答案用紙を提出することだけは、なにがなんでも避けなければならない。
「まだ、やっていません」「まだ、打ち合わせしていません」「まだ、行っていません」と答えることは、大減点のなにものでもない。
「形を作り上げる」という感覚をぜひ、養ってもらいたい。

 

 

 

 

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