立つ鳥お茶を濁さない

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サラリーマンに異動、転勤はつきものである。
人は意外なほど、その時の状況を見ているものである。
しっかり、現在の仕事をやり遂げて新任地に赴く人もいれば、バタバタとお茶を濁して旅立つ人もいる。

 

サラリーマン社会は不思議な社会で、そのときは評価にならないようなところが、のちのち人の記憶に焼き付いていて評価されることがある。
みなさんは、そう思うことはないだろうか?
これは、異動や転勤に限ったことではない。
「あいつは、あのとき正直に対応した」「あいつは、あの時言い訳をしないで頑張っていた」………。
こんなことも、のちのち話題にしているのではないだろうか。

 

そんなことから、つくづく思うのは、サラリーマンにとっては、確かに異動や転勤は、その職場、そこで働く人との別れを意味するものだが、それで終わらないということだ。
一旦別れた人と、また同じ職場、同じ支店、同じ部、同じ課で働くことになるケースは、よくある話だ。
また、今の職場の人と話しているときに、互いに共通の人の話が出ることがある。
「あの人いい人でしょ」「うん、おれも助けられた」………。という具合に出る。
さらに、あるポストの人選を決めているときに、候補の人の名が浮かんでくることもある。
「あいつ、どうだ?」「とっても誠実でいいですよ」「一緒に働きましたが、最後までやり遂げる人ですよ」………。
実は、こんな時に出る人の評価というものが、極めて大事なのである。

 

つまり、サラリーマン生活は、その場限りではないことになる。一旦異動や転勤で、その職場とは区切りをつけたかもしれないが、そこでの印象や評価というものは区切りなく続いているのである。
別にこの問題を難しく考える必要はないような気がする。詰まるところ、どの職場でも、一生懸命頑張るということではないだろうか。
そして、サラリーマンには、短期的な評価も、もちろん大事だが、こうした積み重ねられた評価も非常に重要な気がする。

 

また、現在働いている職場のある地や転勤先は、縁で出会った地である。
異動や転勤がなければ、一生知らなかった地かもしれない。
その出会いというものは、やはり大切にしたいものである。

 

 

 

下の写真は、私が4年間過ごした岡山を去る瞬間の新幹線のホームである。
これからこのホームに東京行きの新幹線が入線し、私はその車両に乗り込むことになる。
そして、いつまでもいつまでも車両の窓から外の景色を見ていた。眼に焼き付けようと見ていた。
「切ない」という言葉の意味を噛みしめた。

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