泣きっ面に熊ん蜂

このエントリーをはてなブックマークに追加

前もってことわっておきたいが、決してふざけているわけではない。
実際に私もこんな状態を経験し、『サラリーマンの本質』でも、「泣きっ面に熊ん蜂」という表現を実際に使っている。(P30)
サラリーマンなら、この感覚をきっと理解してくれると思うし、実際にみなさんも経験しているのではないだろうか。
意味は、想像がつくと思うが、「悪い時には悪いことが泣きたくなるほど強烈に襲ってくる」ということである。
それは、単に泣いていた顔に蜂がプスッと刺すという感覚ではない。
熊ん蜂がブスリと刺すイメージなのである。

 

しかし、ものごとを冷静に考えてもらいたい。
こうした「悪い時には悪いことが重なる」人や組織を見ていると気づくことがないだろうか?
それは、同じ人と組織に集中する傾向があるということである。
私は『サラリーマンの本質』をこう書き出している。
「私が管理職になった時に、いの一番にきづいたことがある。それは、『トラブルは、同じ組織と人に集中している』ということであった。」

 

それでは、なぜトラブルや悪いことが同じ人や組織に集中するのであろうか?
詳細は『サラリーマンの本質』を参考にしていただきたいが、結論から言うと、「そういう体質」を持っているということなのである。
もう一歩突き進むと、それは、「どういう体質なのだろうか? 」
一つの課題、問題、やるべきことに「区切り」をつけれないという体質なのである。
もっと言うと、絶えず問題、課題、やるべきことを同時並行で進めるという体質なのである。

 

だから、一つの問題のカタをつけれないうちに、次の問題が押し寄せてきてしまうのである。
言葉の意味をよく考えてもらいたい。
「泣きっ面に蜂」でも「泣きっ面に熊ん蜂」でも構わないが、この言葉は、悪いことが「重なる」ということを言っている。
この「重なっている」という意味をかみしめてもらいたい。
そう考えると、重ならないようにすればいいのではないだろうか。
それが、私が言っている1つの仕事への「区切り」なのである。
これを『サラリーマンの本質』では、「手離れ」と呼んでいる。
そして、どうすれば「区切り」「手離れ」できるかも記載したつもりなので、参考にしていただきたい。

 

さて、この「体質」の問題というのは、実は、結構やっかいな問題である。
ここでもことわっておくが、問題を同時並行で進める人は、能力的に劣っているとかそういう話ではない。
そういう癖なのである。
そして、その癖や体質は、サラリーマンになるずっと以前から、個人が生育過程において身に付けたものなのである。
だがら、直すのがやっかいな難しい問題なのである。
しかし、ここがサラリーマンの仕事のやり方の「入り口部分」になっていることは間違いがないと思う。

 

サラリーマンは、一つの仕事の「区切り」「手離れ」ができるようになると、ぐっと楽にものごとが運んでいく。
そして、この感覚を自分でもつかめたと思ったら、次には、「完璧主義よりも完結主義」が大事なことに気づいていく。
ここまでいったら、仕事のやり方で悩むことはないはずだ。
それから先は、あなた自身が自分の行く手を決めればいいと考えている。

 

 

 

(参考)『サラリーマンの本質』第一議題「『ビンチのあとにピンチが来る』組織の考察」

 

 

 

綾小路亜也のビジネス書
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

サラリーマンの本質

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です