令和の時代、部下には「なぜ」より「なにが」が大事

平成の時代は「なぜ」が重視された。
特に外資系コンサルが闊歩した平成中頃は、まさに論理的思考が重視され、「なぜ」「なぜ」「なぜ」が繰り返された。
それは、原因を探る作業だったに違いない。

 

そして、この「なぜ」は部下に向けても行われた。
その結果、適切な解は得られただろうか?
部下は成長したのだろうか。

 

 

現在、「なぜ」と理由を問う質問は相手を防衛的にすることが、キャリアコンサルティングの場などで指摘されている。
つまり、「なぜ」と聞かれると、相手は抵抗感を持ち、自分を守ろうとするのだ。

 

 

このことは、自分が「なぜ、できなかったのか」と聞かれた場合をイメージすると、すぐにわかる。
「なぜ」と聞かれたら、咄嗟に理由を答えられない。
思わず、「急な用件が入って」「時間がなくて」と言い訳する。
すなわち、「なぜ」と聞かれると、咎められたような気持ちになり、自分を守ろうとするのだ。

 

ところが、「なにができなかったのか」と聞かれれば、急な用件が入ったことはたしかだが、それをうまく調整することができなかったこと、また、日常業務が忙しかったことはたしかだが、スケジュールをうまく組むことができなかったことなど、できなかったことが、自分でわかる。

 

 

「なぜ」は原因を聞く質問だが、結果に対して「なぜ」と聞くと、聞かれたほうは原因に向かうことができない。
まったく皮肉な現象だが、平成の時代は、そんな簡単な仕組みに私たちは気がつかないでいた。

 

 

いま、ネットを開くと、「反省」と「内省」の違いについて、多くの記事を目にすることができる。
だが、これらの記事を読んでも、スパッと頭に入らない。
「反省」と「内省」は、ともに過去や経験を振り返ることに違いがないからだ。
そんなとき、「内省」は、そのときの自分の「在り方」を見つめ直していると考えると、わかりやすい。

 

 

うまくいかなかった理由や原因を探る「反省」も大事だが、真の原因に行き着かないことが多い。
その背景には、そのときの自分の在り方がが大きく影響しているからだ。
そして、そのときの自分の在り方に、自分自身が気づくと、真の原因がわかる。
令和の時代は、部下には、「なぜ」より「なにが」と問い、部下の内省を深めてもらいたい。
そして、内省を促すことで、部下は大きく成長することができる。

 

 

また、自分に向かっても、「なぜ」より、「なにが」と問うてもらいたい。
「なぜ」と問うと、自分で自分を追い込むことになる。「なにが」と問うと、未来を見つめることができる。

 

綾小路亜也

 

 

 

 

 

 

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