「アドバイスをお願いします」と言われると、なぜ嬉しくなるのか?

2018.11.11更新

「アドバイスをお願いします」と言われると、相手は言いやすくなることはたしかだ。
それは、助言を求められたということであり、指摘することとは違うからだ。
三上ナナエさんは「指摘はよほどのことがないとしてくれない」(『仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン』)と述べているが、アドバイスならしやすい。
この言葉は相手が言いやすくなるだけでなく、言われていちばん嬉しい言葉なのだ。
なぜ、この言葉を言われると嬉しくなるのだろうか?
考えてみる価値はありそうだ。

 

あなたが上司で、部下からこの言葉を言われた場合、なぜ、嬉しくなるのか考えてもらいたい。

どうだろう?
こんな形で整理できるのではないだろうか。

 

  1. 信頼されている。
  2. 自分の経験や能力が認められた。
  3. 相談しやすい人物と思われた。
  4. 相談と言われるより、フリーに自分の意見を言える。
  5. 部下指導という自分の職務を果たせるような気がする。
  6. 部下と問題を共有しているような気持ちになる。

 

考えただけでも、上司のワクワクぶりが想像できるが、ビジネスマンやビジネスウーマンはなかなかこの言葉を言えない。
上司というと、「相談」という言葉が先に立ってしまう。
相談は、「物事を決めるために他の人の意見を聞いたり、話し合ったりすること」(三省堂『大辞林』)であり、相談されたほうは、相談する人の意見に〇×をつけなければならないような感覚になる。
それゆえ、相談する人の自尊心を傷つけないように考える。
相談と言われると、相談されるほうは身構えてしまうのだ。

 

 

しかし、「アドバイスをお願いします」と言われると、部下のフィールドに立ち入りOKのサインをもらったような感覚になり、フリーに意見を言える。
そして、部下と一緒に解決策を練ることは楽しく、そこで作り上げたものは上司の財産にもなる。

 

上司は部下と問題や課題を共有することが嬉しいのだ。
じつは、このことが人に好かれるポイントになっている。
人に好かれるためには、やはり相手に自分のことを知ってもらわなければならない。
そのためには、あることについて共有するのが一番だ。
「アドバイスをお願いします」は相手に自分のことを知ってもらうこと、好かれることに結びついているのだ。

 

 

いい評価をもらえる人には特徴がある。
その人たちの評価表のコメント欄はびっしり埋まっているということだ。
コメントをたくさんもらえるということは、自分のこと、自分の仕事の状況を知ってもらっている証拠だ。
上司と問題や課題を共有しているからである。

 

「アドバイスをお願いします」は、自分を知ってもらい、好かれる魔法の言葉となる。

 

綾小路亜也

 

2019年新春発売予定の
『「出世しぐさ」のすすめ』から

 

 

 

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所の「こっそり差をつけたい」人への本

 

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

 

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方

 

 

 

◆メルマガ「本に書かれていないビジネスの流儀」の情報
http://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

 

◆忙しい方のビジネス書選びの参考にしてください。
おすすめのビジネス書
http://shinyuri-souken.com/?page_id=41933

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加