年始回りでは二種類の名刺を持つ

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年始回りでは二種類の名刺を持つ

日本国中のビジネスマンやビジネスウーマンの名刺ホルダーには「謹賀新年」という文字が入り続けている。
「ちょっと、おかしいな」と思ったことはなかっただろうか?

 

なぜ、そのようなことが起きたのだろうか?
そのパターンは次の3つしかない。

 

1 あなたの会社の取引先が、あなたの上司や同僚に年始挨拶で訪れたときだ。
しかし、あなたの上司や同僚も年始回りに出かけて不在だった。
代わりに応対したあなたが名刺を受け取ることになった。

その際に、訪ねて来た人と名刺交換をしたが、相手から渡された名刺に「謹賀新年」と文字が入っていた場合だ。

 

2 あなたの上司や同僚が、訪ねて来た取引先にあなたを紹介したときだ。
取引先と名刺交換したが、その人が「謹賀新年」と文字が入った名刺をあなたに渡した。

 

3 賀詞交歓会の席上で、初対面の人が、あなたに「謹賀新年」と文字が入った名刺を渡したときだ。

 

 

じつは、その逆のことをあなたもやっている。

年始回りや賀詞交歓会で、あなたが「謹賀新年」の名刺しか持っていないと、あなたと名刺交換した人の名刺ホルダーには、いつまでも、「謹賀新年」と文字が入ったあなたの名刺が入り続ける。

 

こんな調子だから、日本全国のビジネスマンやビジネスウーマンの名刺ホルダーには、「謹賀新年」の名刺が入っているのだ。

 

 

どうすれば、よかったのだろうか?

「謹賀新年」と文字が入った名刺は、何のためのものかと考えればわかる。
その名刺は挨拶にお伺いした人が不在だった場合に、訪問した証に置く名刺だ。あるいは賀詞交換会などの受付に出す名刺だ。
その後の賀詞交換会の席で、初対面の人に、「謹賀新年」の名刺を渡してもかまわないが、その名刺がいつまでも相手の手元に残り続けるということを考える必要がある。

 

つまり、「謹賀新年」と文字が入った名刺は、初対面の人向けではないのだ。
そんなことを考えると、新年の挨拶回りに出かけるときや、賀詞交歓会に出席する際には、二種類の名刺を持つことだ。
できれば、二種類の名刺を別々の名刺入れに入れておきたい。
一つの名刺入れには「謹賀新年」と文字が入った名刺を入れ、もう一つの名刺入れには通常の名刺を入れておく。初対面の人とは通常の名刺で名刺交換をすることだ。

 

 

このことは、私の知る限りビジネスマナーの本には書かれていない。
このことに触れているビジネスマナーの記事もほとんどないのだ。あれだけ、名刺交換にこだわっておきながら不思議だ。

 

 

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