上着は、上司が脱ぐのを見てから脱ぐ

2019.01.04更新

ビジネスマナーとして活字にはなっていないが、存在しているビジネスマナーがある。
その代表格が会議での上着の脱ぎ方だ。

 

かつては、そのマナーが言葉に出された。
上司は、自分より先に上着を脱いでいる部下を見ると、「オレが上着を脱ぐまで待てよ」と注意を与えていた。
そのうえで、上司から「今日は暑いので、上着を脱いで会議をやろう」という発言があり、みんな、いっせいに上着を脱いだ。

 

いまは軽装が当たり前となり、会議では上着を着ている人もいれば、上着を脱いでいる人もいる。
また、いまの時代、「オレが上着を脱ぐまで待てよ」という発言は、パワハラ発言のように聞こえなくもない。
人の暑い、寒いという体感には差があり、そんなことにまで上司が口に出すのはおかしいといった考えのほうが主流かもしれない。
そんなこともあって、かつて不文律となっていたマナーが消えた。
ビジネスマナーの本にも、もちろん書かれていないが、著者たちの多くはそんなマナーが存在したこと自体知らないかもしれない。

 

 

しかし、このマナーについて、あなたには考えてもらいたいのだ。
消え去ったとはいえ、上司や会議主催者の頭のなかには、いまだに存在していると思えるからだ。

 

「上司が上着のことにまで口を出すのはおかしい」と思っても、ちょっと考えてもらいたい。
それは、社長や役員が出席するような会議では、人からなにも言われなくても上着を着ているからである。
それなのに、なぜ部や課の主催する会議では、上着を着なくてもいいと思っているのだろうか?
「そこまでする必要がない」と自分で判断してしまっているからではないだろうか。
しかし、会議主催者の思いだってある。
たとえば、部の会議では、部長は「今月は上半期の締め切り月なので、気合を入れてやろう」「今日は、大事なことを伝達しなければならない」「ビシッと締めていこう」と考えているかもしれない。
そんな思いを心に秘めた部長は必ず上着を着用しているはずだ。

 

こう考えてみると、会議に臨むマナーのようなものが見えてくる。
会議の性格や趣旨は会議主催者が決めているのだから、出席者は、会議主催者に合わせたほうがいいということだ。
したがって、会議主催者が上着を着用しているならば、会議出席者は上着を着用した方がいいことになる。

 

 

いま、会議を開催するにあたって、出席者が上着を着用していないからといって注意する上司はいない。
注意する人がいないから、会議に出席するマナーがわからなくなっている。
しかし、主催者の脳裏には、会議に臨む人の姿勢はしっかり刻まれている。
ここがミソなのだ。
会議での発言も重要だが、会議に臨む姿勢はさらに重要であり、人の記憶にハッキリと残る。

 

あなたには、会議が始まる前、自然な「しぐさ」で会議主催者の姿、表情を見るくせをつけてもらいたい。

 

綾小路亜也

 

『「出世しぐさ」のすすめ』から

「出世しぐさ」のすすめ

本の目次

スマホで読む方法

 

 

 

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所の「こっそり差をつけたい」人への本

 

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

 

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方

 

 

 

◆メルマガ「出世塾」の情報
http://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

 

◆忙しい方のビジネス書選びの参考にしてください。
おすすめのビジネス書
http://shinyuri-souken.com/?page_id=41933

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加