評価はコメント欄で決まっている!

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評価はコメント欄で決まっている!

「自分は一生懸命やっているのに、なぜいい評価がつかないんだろう?」と悩んでいるビジネスマンやビジネスウーマンには、評価のコメント欄に注目してもらいたい。

 

このコメント欄の意味がわかると、あなたは出世や昇進において人より前を進むことができる。

 

会社や人事部はこのコメント欄を重視し、昇進や昇格を決めている。

 

会社や人事部がコメント欄を重視するのは当たり前である。

 

それは、S、E、A、B、Cといった評価などからは、被考課者の現在位置はわかるかもしれないが、とても「その人自体」はわからないからである。
また、コメント欄に上司の本当の気持ちが表れているからである。

 

あなたの評価を劇的にアップするために、コメント欄について考えてみよう。

1.コメントの量を考える

会社や人事が、評価表を回収してわかることは、コメントが多く書かれている被考課者と、コメントがほとんど記入されていない被考課者がいることだ。

 

コメントが多く書かれている被考課者は、上司から見て「よくわかる部下」であり、ほとんどコメントが書かれていない部下は「よくわからない部下」であることを示している。

 

当然ながら、「よくわからない部下」にいい評価はつかない。
もし、あなたが、あまりいい評価をもらっていないということならば、まずは、上司からのコメントを多くもらうことから始めることだ。

 

意識して、自分を、自分の仕事ぶりをわかってもらうといった行動をを積み重ねる必要がある。
その結果、上司からのコメント量が多くなっていき、評価も上がっていくはずである。

2.残念ながら…は、できていないことを示している

上司のコメントは「1年間、一生懸命課題に取り組んでいただきました」などと肯定表現から始まることが多い。
それは、上司からすれば、まずは労いたいからである。

 

いわば、飾り言葉のようなものである。
しかし、ビジネスマンやビジネスウーマンは、普段ビジネス書を読み漁っているにもかかわらず、不思議にも、上司の前段の言葉を「認められた」と真に受けてしまう傾向がある。

 

しかし、「残念ながら…」と続く場合は、上司は、その項目について「できていない」「充たしていない」と考えている。
「残念ながら…」のあとに続く内容が、上司が考えている結果である。

3.しかし…は、上司の本音を示している

「いつも、リーダー的存在として頑張っていただいております。しかし、ときとして、自分の意見に固執して、人の意見をさえぎってしまうことがあります」

 

この文章を読んだとき、あなたは、この被考課者をどうイメージするだろうか?

 

おそらく、後段の文から被考課者をイメージすると思う。
被考課者をエネルギッシュだが、自分の考えで物事を進める傾向がある人、アクが強い人と考えるのではないだろうか。

 

つまり、前段の「リーダー的存在」は吹っ飛び、後段の文が鮮烈に印象に残るということになる。
これこそが、上司が被考課者について、思っていることである。

 

肯定表現のあとに「しかし…」などが来たときは、「しかし」以下を上司やあなた以外の人が思っているので、この部分を意識して変えない限り、毎年、同じような評価となってしまう。

4.否定表現のあとの、しかし…は肯定

3.とは逆に、否定表現のあとに肯定表現が来る場合もある。

 

「項目〇〇については、目に見えた成果がでませんでした。しかし、貴職は本件課題に向けて、先方と打ち合わせを重ね、また社内でもさまざまな検討を実施するなど、一生懸命努力していた姿勢は高く評価したいと思います」

 

この上司コメントを読むと、やはり後段の姿勢といったものが印象に残る。
また、上司の気持ちも後段部分にある。

 

ビジネス社会は結果だが、こと評価に関しては、上司の気持ちによるところも大きいから、結果と評価はかならずしも一致しないと考えた方がよいと思う。

 

つまり、結果が出なかったとしても、あきらめるな、焦るな、落ち込むなということである。

5.コメント欄で思いを遂げようとする上司もいる

上司の中には、普段、部下のことをよく思っていなかった場合、コメント欄でその思いを遂げようとする人がいる。

 

評価は部下にフィードバックしなければならないこと、評価表は人事部に送らなければならないことから、自分の思いを遂げようとする上司は、前述したように、まずは肯定し、「しかし」のあとに否定を具体的事実を示しながら記載していく。

 

会社組織では、本当のところ、「上司は自分のことをどう思っているか」わからない。

 

このように、肯定表現のあとに否定表現が出てきた場合、そこに上司の本音が表れてることが多いので、注意する必要がある。

 

このような上司は、成果評価より、行動評価で思いを遂げようとする傾向がある。

6.評価を読む方はプロである

「コメント欄で思いを遂げようとする上司」は自分の思いを気づかれないようにコメントを記入するが、評価を読む方はプロだということを忘れている。

 

人事部などでは、評価表を星の数ほど見ていることから、こうした上司の思いは、すぐに見破られてしまう。
結果、こうした形で思いを遂げようとする上司もまた評価されてしまう。

 

だが、このような上司の思惑をすぐに見破るプロだから、コメント欄に記載されたほんのささいなことも見落とさない。
また、限られた文字の中から、被考課者のイメージを膨らまていく。
だから、コメント欄は重要なのである。

 

毎年、評価に悩んでいるビジネスマンやビジネスウーマンには、まずは、評価のコメント欄を分析してもらいたい。
また、コメントを向上させる方法を自分の頭で考えてもらいたい。
上司が書くコメントを自分の頭で考えることが、出世や昇進の道につながっていく。

綾小路亜也

 

 

(参考)拙著『サラリーマンの本質』では、評価欄のコメントを使用して自分の思いを遂げる上司を、サラリーマンの悲劇「内にこもったコンプレックスを持っている人」として紹介しています。

 

 

 

 

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