ハンコを氏名にかぶせて押すべきかは、ビジネスで永遠のテーマになっている

2024.04.05更新

 

いつか、どこかで、「ハンコは氏名にかぶせて押した方がよい」と教わったことがないだろうか?
そんなことが頭に入っているから、こわごわとハンコを押す。
こわごわと押された印は、見た方はすぐにわかる。

 

ハンコを押すとき、一瞬、氏名にかぶせて押した方がよいか迷う

 

ハンコを氏名にかぶせて押すべきかは、
ビジネスの場で永遠のテーマになっている。

 

ここは、ストレート勝負で行こう。

 

ハンコを氏名にかぶせて押すかどうかは、ケースによって異なる。

 

まず、印鑑証明が必要な書類に押印する場合

 

この場合は、印を名前やその他の文字にかぶせてはいけない。

 

それは、せっかく印鑑証明を取ったのに、印が名前にかかっていると、印鑑証明と印影が照合できないからだ。

 

 

次は、印鑑証明が必要でない書類に押印する場合

 

ここは2つのケースに分かれる。

 

ケース1は、実印や銀行印を、他の用途で、押すとき

 

こんなときは、氏名にかぶせて押した方がよい。

ハンコが名前にかかるということだ。

 

その理由は、印影がはっきり見えると、

重要な実印や銀行印の印影を写し取られる可能性があるからだ。

偽造防止ということになる。

 

ただ、実印や銀行印を他の用途に使用することには大きな問題がある。

 

ケース2は、認印をまさに認印として使用するとき

 

こんな場合は、氏名のすぐ横にハンコを押せばいい。

つまり、よほど重要な認印でない限り、氏名にかぶせる必要はないということだ。

 

 

ハンコを氏名にかぶせて押した方がよいかという問題は、もっぱら偽造リスク防止の話だったのだ。

 

 

契約書に押印するとき、 名前にかぶせるかどうか迷う人は多いと思うが、

復習の意味を込めて言えば、印鑑証明が必要な契約書の場合はかぶせてはならず、

そうでない場合は、そのハンコは重要なハンコと考えられるので、偽造防止の観点から、

かぶせる方がよいということだ。

 

 

かぶせて押すかどうかは、偽造リスク防止の問題

 

なお、ハンコを氏名にかぶせないで押す場合も、意外に押す場所に迷う。

 

そんなときは、「記名押印」=「署名」という原則を思い起こしてもらいたい。

(下部記載の関連記事を参考にしてください)

 

記名と押印が一緒になって意思を示していることを忘れなければ答えは出る。

 

印が名前が離れていると、印と名前が一体になって意思を示していない。

そう、ハンコを押す場所は名前のすぐ横ということになる。

 

これで、長年の疑問、モヤモヤが晴れたのではないだろうか?

 

綾小路 亜也

 

 

ハンコを氏名にかぶせて押すべきかは、

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方で取りあげました。

名前のすぐ横にハンコを押す から

 

 

 

印鑑証明が必要な書類に押す場合は、印を名前にかぶせて押してはいけない

 

 

関連記事:ハンコを押す意味は?

ハンコを押す意味は? 「記名押印」=「署名」にある

 

 

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