ピンチのあとにピンチあり!

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サラリーマン社会の「ことわざ」は世に言われていることとは、だいぶ違う。
むしろ、世に言われていることとは逆になる場合が多い。
その典型が、世に言われている「ピンチのあとにチャンスあり チャンスのあとにピンチあり」である。
実は私自身、幼かった頃によく母から聞かされた。 なるほど、当時プロ野球を見ていると、私の大好きなチームがピンチを凌いでいたら、一転チャンスが訪れたかと思えば、今度は、チャンスのあとに急に雲行きがおかしくなることが多かった。 私はその時、「ああ母の言っていたことは、このことなんだな」と深く納得していた。

 

ところが、サラリーマン社会では、そうはならないのである。
サラリーマン社会では、「ピンチのあとにピンチあり チャンスのあとにチャンスあり」となるのである。
ピンチが到来する組織や人は、いつまで経ってもピンチしか来ない。ピンチから脱出できない。 逆にチャンスが来る組織や人は、次々にチャンスが訪れるのである。
不思議な現象である。

 

その原因はなんだろうか?
それは、組織や人の「体質」と密接に関係する。組織や人の仕事の「進め方」と関係する。
問題や課題を区切りなく、同時並列で進める組織や人には、ピンチのあとにピンチが来る。
つまり、問題数や課題の数を減らさないうちに、また次なる問題や課題が発生し、収拾がつかない事態となる。
また、当初やさしかった問題や課題も、解決という区切りをつけなかったために、その難易度を上げる。
一方、チャンスが訪れる組織や人は、「問題区切り型」である。 1つずつ、問題、課題を終了まで持っていく。
そんな組織や人には、問題、課題を片づけているうちに、一瞬、問題や課題がなくなる瞬間が訪れる。
それは、ゲームセンターの「モグラたたき」で、ポンポンとモグラを叩いているうちに、新たなモグラの出現を待つ感覚に似ている。
そして、そんな組織や人は、この一瞬の時間を無駄にはしない。 普段できなかったことに手をつけたり、組織のコミュニケーションを強化したり、あるいは、整理の時間として活用する。
ここでの行動がやがて効いてくる。 それは、さらに態勢整えて業務に向かうことになるからだ。
こんな組織や人には、また、チャンスが到来するのである。

 

 

ここで考えなくてはならないことは、世のビジネス書は、成功するための方法を指し示していることだ。
それも非常に重要なことだと思うが、残念ながら、ピンチや苦境に陥っている人や組織をいかにして救うかということには力点がおかれていない。
この現実に苦しんでいる人や組織をいかに救うかということを、『サラリーマンの本質 』の原点とした。
『サラリーマンの本質』の帯にもなっているのが、世の中は「チャンスのあとにチャンスあり!ピンチのあとにピンチあり!」である。
そして第一議題をまるまる「『ピンチのあとにピンチが来る』組織の考察」に割いている。

 

 

 

 

 

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