昇進を目前にしたときには、部下の仕事を待つ

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昇進を目前にした時には、部下の仕事を待つ

 

昇進を目前にしたとき、一番気をつけたいことは部下との関係である。

 

昇進を目前にするということは、成果に一定以上のものがあり、その成果を作り上げた能力が評価されていることを意味している。
平たく言えば、できる社員ということになる。

 

できる社員は、そんな昇進を目前にしても、「おさえ」を作ろうする。
それは、昇進をいっそう確固たるものにしたいからである。

 

これが、できる社員ができる社員たるゆえんである。
しかし、ここで、できる社員は、「成果」をさらに確固たるものにしようと考えてしまう。

 

会社から見れば、まさに期待どおりということになるが、ここに落とし穴がある。
それは、そんなとき、自分が勝負にいっていることから、いっそう部下の仕事ぶりが不甲斐なく思えてくるからである。

 

そして、いままで以上に部下の仕事を待てなくなる。
そんなとき、部下と軋轢を生んでしまう。

 

いま、会社が一番見ているものは、部下との関係である。
部下と軋轢を起こした人は、いくら有能でも登用されることはない。

 

こうして、できる社員は、自らチャンスを逃してしまうことが多い。

 

ここで、私たちは考えなければならない。
昇進の候補になっているということは、すでに成果は認められているという事実である。
そう考えると、成果以外のところが、キーポイントということになる。

 

それは、部下との関係である。
ここに昇進のポイントがある。

 

ここも、昇進の意味を考えるとわかる。
昇進するということは、より大きな組織を任せられることを意味している。
このことは、いままで以上にいろいろな部下を持つということである。

 

そして、いろいろな部下を持つということは、できる社員とは違った考え方、行動をする部下を持たなければならないことを意味している。
すなわち、自分の考え方、行動と異なった人を受けいれるということである。

 

仕事ができなければ昇進の対象になれないが、できる社員から誰を昇進させるかといえば、会社はいろいろな部下を受けいれることができる人を昇進させたいと思うはずである。

 

いろいろな部下を受けいれる最初の一歩は、部下の仕事を待つということである。
昇進前には、いままで以上に部下の仕事を待つという意識を強く持つ必要がある。

 

それが、会社の最終評価につながり、そして、昇進した際の準備につながっていく。

 

                                        綾小路亜也

 

 

(参考)拙著『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!
第5章出世のタイミングを逃さない -部下との関係が出世の試金石となる-

 

 

 

 

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