部下の口から解決策を言わせる

上司と部下との軋轢は、部下からの報告や相談によって生まれることが多い。

 

その軋轢は、部下から問題発生の報告を受けたとき、上司の指示の仕方と結果によって生まれる。

 

報告を受けた上司は、部下に解決方法を聞く。部下は自分が考えた解決策を上司に話す。

 

多くの場合、上司は部下の解決策を、そのままの形では受け取らない。

 

それは、上司には経験があり、経験に基づく判断力が備わっているからである。

 

そうしたとき、上司は、自分が考えた解決策を言い、指示してしまうことが多い。

 

その結果、うまくものごとが進んだ場合には、当然ながら部下との間に軋轢は生じない。

 

しかし、問題がこじれたり、新たな問題が発生した場合に、部下との軋轢が生まれる。

 

そんな場合、部下は「自分は上司の指示を実行しただけだ」と言う。さらには「自分はやらされた」と言う。

 

私は、出世する上司は、部下の口から解決策を言わせる上司だと思っている。

 

だが、部下の口から、上司が満足する解決策を言わせるということは、非常に難しい。

 

それは、上司は自分の納得いく解決策が部下の口から出るまで問答を繰り返し、辛抱強く待たなければならないからである。

 

そして、部下の口から解決策を言わせることは、上司のリスク管理にもつながっている。

 

『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』から抜粋 (第五章から)

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