2024.02.07更新
会社社会では、上司との関係を維持するために必要なことがある。
上司の話をできる限りしないことだ。
話すときは、周りを十分に確認したうえで話す。
上司の話と言っても、上司を褒める話は別だ。そんな話は積極的にしてもらいたい。
しかし、みなさんが上司の話をするときは、
「なぜ、こんな時期にこんなことをやらせるのか」
「言うことがくるくる変わる」
「いったい何を考えているんだ」
などと不満を言うことが多いのではないだろうか。
もし、そんな話を上司に聞かれたときは、上司との関係はおかしくなる。
しかし、上司は自分の話を直接聞かなくとも、部下が自分のことをどう話しているかは、だいたい知っている。
部下が職場の仲間と居酒屋などで話したことが、漏れて伝わったり、上司自身が他の部下にかまをかけて聞いているからだ。
みなさんには「話す」ということは「話される」ことでもあることを、いま一度頭に刻んでもらいたい。
居酒屋では上司の話が中心になる
そこで、はたと気づくことはないだろうか?
みなさんから見て、出世街道を突き進んでいると思う人は、上司の話をしているかということだ。
その人たちは、飲み会などで上司の話が出る時、その場に居合わせることはよくある。
しかし、そんな時でも、その人たちはけっして自分の方から、上司のことを話していないのではないだろうか。
その人たちは、人が上司の話をするのを聞いてはいるが、加わってはいないのだ。
私は、ここに出世する人のソツのなさを見るのだ。
上司の話をしないことは、すぐにでもできそうな気がするが、実際には非常に難しい。
なんと言っても、会社員の共通の話題は上司のことであり、それが体に染みついてしまっているからだ。
上司のことをなるべく人に話さない方が無難だ。
綾小路 亜也
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
上司の話に加わらない から
出世する人は、上司の話に加わらない
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