サラリーマンへの非礼

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最近のビジネス書を読んでいて、気になることがある。
それは、「できる人」はこういう特徴があるとか、「一流の人」はこういう行動をとるとかを記述したビジネス書の類が多いことだ。
私は、こうしたことは、現場で一生懸命に頑張っているサラリーマンの方に本当に失礼な話ではないかと思っている。

 

こうしたビジネス書の類は、サラリーマンの行動を「外観分析」している。
重要なことは、「外観分析」しているということは、そのこと自体が「当事者」ではないことを示している。
「当事者」でない人から、色々言われても、一体、当のサラリーマンはどうしたらよいのだろうか。
それこそ、「できる人」「一流の人」を真似よとでも言うのであろうか。
そんなことは、意味あることには到底思えない。
自分で掴み取った「実態」がないではないか。
もっと言うと、自分というものがないではないか。

 

私は、サラリーマンにとって重要なことは、自分が実際に経験したことから学ぶことではないかと思っている。
これには、自分がある! 自分が実際に経験し学んだという実態!があるのだ。
そして、学ぶべきことは広いのだ。
仕事の進め方もあるだろう。人との付き合い、接し方を学ぶこともあるだろう。
さらには、自分の家庭について、自分の生き方について、学ぶこともあるだろう。
生きがいについて学ぶこともあるだろう。
一律では、断じてないのである!
そして、その学ぶ主体は、あくまでもサラリーマン本人なのである。

 

また、「できる人」「一流の人」と言うけれど、サラリーマンは、そんな単純なものではない。
仮に「できる人」「一流の人」だったとしても、サラリーマンには必ずリタイアという仕事の引き時がある。
これからが、その人にとって、その人の人生にとって、本当に真価が問われる時だと思えてならない。

 

さて、憤りを覚えつつも、私は、サラリーマンにとって、非常に重要なことは、一生懸命働くということではないかと思っている。
どんな仕事でも、業種でも、現場で一生懸命働く姿は美しい。
こうして、社会に参画し、貢献しているではないか。
私は、これが、サラリーマンが胸を張って言える「実績」ではないのかと思っている。
そして、言うまでもなく、こうした取り組み、姿勢について、人にとやかく言われる筋合いは全くないと思っている。

 

多分、前出の「できる人」「一流の人」という本が気になり、手に取るサラリーマンの方もきっと多いと思う。
こうした類の本を読んで悩む人もきっといるだろう。
そんなことに悩む必要は全くないと思っている。
「現場」で一生懸命頑張っている。それだけで素晴らしいことである。

 

ただし、より、仕事の進め方で工夫する必要はある。
そうすれば、もっともっと、輝く時を送れるかもしれない。
また、サラリーマンにとって、様々な「悩み」というものもあるだろう。
それは、考えようでは、あなたの新たな道へのステップかもしれない。
そんな時は、「現場」で実際に体験したサラリーマンのアドバイスを聞けばよいと思う。

 

「できる」とか「一流」というそんな低次元の話ではなく、あなた自身の輝く時をぜひ、送っていただきたいと思っている。

 

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