どういう場合に「了解しました」と言うか考える

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ネットを見ると、「了解しました」、「承知しました」あるいは、「了解いたしました」、「承知いたしました」の意味の違いが、いやになるほど、載っている。

 

そして、目上の人には、「了解しました」ではなく、「承知いたしました」と言うのがマナーであることは、よく知られているところである。

 

しかし、私は、言葉の語源や本来の意味、どの言葉が敬語であることを考えることは、とても大事だと思うが、そのことを厳密に調べ出すと、きりがなくなるということを、まず、みなさんに知ってもらいたい。

 

私は国語学者でないので詳細はわからないが、「承知いたしました」は謙譲表現であることに間違いはないが、その謙譲表現であるゆえは、実は「いたしました」の方にあり、「承知」自体にはその意味がないという説と、「承知」には、「承る」という言葉があるから、謙譲語であるという説もある。

 

そして、私は、こんなことを言うとお叱りを受けるが、厳密を期す必要など、ないと思っている。

 

そんなことよりも、言葉を使うときに、その言葉を使うことに「違和感」を感じるか、感じないかが非常に大事だと思っている。

 

ビジネスマナーだって同じである。
本来の意味を厳密に探ると、きっと諸説紛々になる。

 

それよりも、ビジネスパーソンの「あれ? これちょっと変だぞ」、「おかしいぞ」、「これでいいのか?」という感覚の方がよほど大切で、私は、そんな「違和感」を感じたら、「違和感」を避ける方の道を選べば、ビジネスマナーはたいがいうまくいくと、『なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか』で書いた。

 

そして、言葉の意味という点で、私は、その中で、「得意先の部長に、『ご無沙汰しております』と言うべきか」を取り上げた。
ご無沙汰の「沙汰」は消息や便りのことをいうから、表現上は、得意先の部長に「ご無沙汰しております」と言うことは、まったく正しいことになる。
しかし、私は、得意先の部長にそのように言うことをためらったのである。

 

さて、「了解しました」、「承知しました」であるが、私は、「了解しました」が、どんな場面で使われているのかを、みなさんに考えてもらいたいと思っている。

 

電車の業務放送で使われていないだろうか?

 

「業務連絡。3号車のお客さまが………」と流れ、
それに呼応する形で、受け側は「了解しました」と答えていないだろうか?

 

「了解しました」は、まさに、こうした場面で使う言葉なのである。

 

それは、受け側が、「理解した」、「わかった」という場面で、使う言葉なのである。

 

ということは、やはり、上司などの目上の人に「了解しました」と言うのは、ちょっと相応しくないということになる。

 

いろいろ、理屈をつけて議論することも大事だが、こう考える方がわかりやすくないだろうか?

 

私は、言葉づかいで迷うときは、その言葉が、「どういう場面で使われるとすっきりするか」を考えることが、とても大事だと思っている。

 

そして、みなさんは、日常の生活で、そんな言葉の使われ方に、ちょっと耳を澄ませてもらいたい。
こんなことに注意を向けていくと、みなさんは、言葉づかいで迷うことがなくなる。

 

言葉づかいも、ビジネスマナーも、その場面で、その言葉が、その作法がすっきりするかどうかである。
そこに焦点を当てたのが、私が提唱する実践ビジネスマナーである。

 

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

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