得意先の部長に、「ご無沙汰しております」と言うべきか?

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 毎日のように担当者には会っているのに、抵抗感はないか?

 

みなさんが得意先の担当者の人と打ち合わせをしているときに、先方の部長などの上役の人が、担当者に用があるらしく部屋に入ってくることはないだろうか。
そのとき、よく上役の人から、「おっ、久しぶり」と声をかけられることはないだろうか?

 

たしかに、みなさんは、担当者の人とは、毎日のように打ち合わせをしているが、先方の部長などの上役にはほとんどお会いできていないケースが多いと思う。
そんなとき、きっと、みなさんは立ち上がって「ご無沙汰しております」と答えるのではないだろうか。

 

そう答えることは、ビジネスマナーとしては正しい。
それは、「ご無沙汰しております」の「沙汰」は、消息や便りのことをいうから、先方の上役からすれば、みなさんの顔を見ない以上、みなさんが生きているのか死んでいるのかもわからない。すなわち「沙汰」がないわけだから、まさに正しい使い方だと言えるからである。

 

そこで、ここでの出題は、みなさんは、そんな「ご無沙汰しております」に違和感を持つかどうかという問題である。

 

私は、こんな場合の「ご無沙汰しております」に抵抗感を持ったのである。
それは、「ご無沙汰」に続くものは、「申し訳ございません」であり、この「ご無沙汰しております」には謝罪のニュアンスが込められているからである。

 

たしかに、得意先の上役に顔を見せないわけだから、その意味で謝罪の気持ちを込めるべきだが、一方で、毎日のように得意先には顔を出している。それにもかかわらず、「ご無沙汰しております」と言うには抵抗感があったのである。

 

私は、こういうケースでは、「お世話になっております」とすくっと立ち上がって言うようにしたのである。
これだと、お世話になっていることは間違いないことだし、「ご無沙汰しております」と言わなくても済む。それに、あくまでもニュアンスの問題だが、「こうして、担当者の人とは毎日のように打ち合わせしていますよ」という意味が含まれた言葉のような気がしたからである。

 

「ご無沙汰しております」は、立派な目上の人に対する言葉だから、それで十分とは思うが、私がみなさんにお話ししたかったのは、みなさんが発する言葉のニュアンス、先方の受け止め方を十分に考えてもらいたいということである。

 

だいたい、ビジネスでトラブルが生じる場合は、言葉の使い方やニュアンスが基になっていることが多いからである。

 

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか  から抜粋

 

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