「辞去」する姿が、ビジネスで見られている ー そこに本当の気持ちが

2024.04.18更新

 

「辞去」とは、別れの挨拶をして立ち去ることだ。
ビジネスで一番見られているのは「辞去」する姿だ。
そこに訪問者の本当の気持ちが表れているからだ。

 

 

じつは辞去した後の姿も見られている。

 

どういうことだろう?

「エレベーターに乗ってしまえば、辞去した後の姿などわかるはずない」と思うかもしれない。

しかし、乗ったエレベーターに得意先の人がいるかもしれない。

ロビーにも得意先の人がいるかもしれない。

 

得意先のビルを出ても、すれ違う人の中にも得意先の人がいるかもしれない。

もっと言えば、会ったばかりの得意先の人が上階の窓から見ているかもしれないのだ。

 

そんなことは現実にある。

 

 

辞去する際に、どんな気持ちが表れているのだろう?

 

(予想外にうまくいったな。もっと突っ込まれると思っていたのに……)

(意外に怒っていなかったな……)

(まったく、細かいことばかり言いやがって……)

 

そんな気持ちが、得意先を出たばかりの体から滲み出ているのだ。

 

だから、得意先を出てもしばらくの間は、慎重に振る舞う必要がある。

 

 

得意先は会社を出るときの姿を見ている

 

「できる社員」はあくまでも静かに得意先を辞去し、次の訪問先に向かったり、会社に戻ってくる。

 

仮に同じ会社の人と同行した場合でも、当分の間、黙ったままでいる。

電車の中でも話さない。

そんな姿勢は必ず得意先に伝わり、信頼を深めていく。

 

ビジネスマナーは、人に会っているときの対処方法だけではない。

人に会っていないときの姿勢もビジネスマナーなのだ。

目に見えない姿勢が、顧客からの信頼を分ける。

 

綾小路 亜也

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

⑩「できる社員」は辞去するときに神経をつかう から抜粋

 

 

 

 

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