「できる社員」は資料を会社の封筒から取り出す

2018.06.23記事を更新しました。

『なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか』(kindle版)から

 

私は、応接室で相手を待っている間、資料やパンフレットはテーブルの上に置いてはいけないとお話しした。
資料やパンフレットをテーブルに置くときは、「本日はお話があってまいりました」と相手の許可を得ることが必要である。
ここでの問題は、その資料やパンフレットを、どういう形で取り出すかである。
多くの人はビジネスバッグから、クリアーファイルを取り出す。そしてクリアーファイルから資料やパンフレットを取り出している。

 

結論から言う。それではダメである。
なぜか?
いくらバッグの中が、クリアーファイルで区分けされているといっても、所詮クリアーファイルだからである。
それに、多くの場合、ビジネスバッグの中には同じようなクリアーファイルがびっしりと詰まっており、他社あての書類だってきっと詰まっている。
これでは、資料やパンフレットがクリアーファイルに入っていると言っても、まさにむき出し同然なのである。
そんな、あなたがクリアーファイルをバッグから取り出す様子は、相手もじっと見ている。
相手は、どう思うだろうか?
「きっとバックの中には同じような資料やパンフレットが詰まっているのだろう」と思うはずである。

 

その直感は見事に当たっている。それはみなさん自身が一番知っていることだ。
実際、みなさんが会社から言われて、新商品の案内をするときや重点商品の販売をするときには、ビジネスバッグの中には同じ資料やパンフレットが入ったクリアーファイルが、びっしり詰まっている。
そんな同じようなクリアーファイルが詰まったビジネスバッグから、その中の一つを取り出すようなことは、相手にとってたいへん失礼だということを、ぜひ知っておいてもらいたい。

 

それでは、どうしたらいいだろうか?
「できる社員」は、資料やパンフレットを会社の大封筒に入れている。
大封筒をビジネスバッグから取り出し、相手の目の前で、大封筒から資料やパンフレットを取り出すのである。
私は、これが相手に資料やパンフレットを渡すときのマナーではないかと考えている。
このマナーを守れば、だいぶ相手の印象もよくなるはずだと思う。

 

私が資料やパンフレットを会社の大封筒に入れ、区分けした方がいいと言うにはもう一つ理由がある。
それは、みなさんも経験があると思うが、クリアーファイルがビジネスバッグに詰まっていた場合は、クリアーファイルがくっついたり、あるいはクリアーファイルごと他のクリアーファイルに入り込んだりすることがあるからだ。
また、クリアーファイルの中身自体も他の書類に混ざることだってある。
そんなことから、他社に渡す書類が紛れ込んでしまうおそれがある。そんなことになったときはたいへんだ。
信用失墜ばかりか、いま、うるさく言われている個人情報の流出という問題だって発生する。
そんな事態になることを未然に防止するためにも、会社の封筒に入れて区分けした方がいい。

 

ここで取り上げたこともビジネスマナーの本には書かれていない。
「できる社員」は、ちょっとした手間をかけることを厭わない。ちょっとした手間をかけることにより、相手の印象がずいぶんと変わることを知っている。また、ちょっとした手間を惜しむことにより、書類が紛れてたいへんな事態になり、そのためにどれだけの労力を使うハメになるかも知っているのである。
(抜粋)

 

 

 

「人と違った存在になる」ビジネスマナー

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

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本の目次

 

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