「できる社員」は資料を会社の封筒から取り出す

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『なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか』(kindle版)から

 

私は、応接室で相手を待っている間、資料やパンフレットはテーブルの上に置いてはいけないとお話しした。
そして、「本日はお話があってまいりました」と相手の許可を得てから、資料やパンフレットをテーブルの上に置くことが必要であるとお話しした。
さて、ここでの問題は、どういう形で資料やパンフレットを取り出すかである。
多くの人はビジネスバッグから、クリアーファイルを取り出す。そして今度は、クリアーファイルから資料やパンフレットを取り出している。

 

結論から言う。それではダメである。
なぜか?
それは、いくらバッグの中が、クリアーファイルで区分けされているといっても、所詮クリアーファイルなのである。
そして、多くの場合、ビジネスバッグの中には同じようなクリアーファイルがびっしりと詰まっている。しかも、他社あての書類も詰まっていることが多いからである。
これでは、資料やパンフレットがクリアーファイルに入っていると言っても、まさにむき出し同然ではないだろうか。
それを、相手は見ている。
それを見た相手は、どう思うだろうか?
「きっとバックの中には同じような資料やパンフレットが詰まっているのだろう」と思うはずである。

 

そして、その直感は見事に当たっていることが多い。
それはみなさん自身が一番知っていることだと思う。
実際、みなさんが、新商品の案内をするとき、重点商品の販売をするときには、ビジネスバッグの中には同じ資料やパンフレットが入ったクリアーファイルが詰まっている。
そして、私は、そんな同じようなクリアーファイルが詰まったビジネスバッグから、その中の一つを取り出すようなことは、相手にとってたいへん失礼だということをぜひ、知ってもらいたい。

 

それでは、どうしたらいいだろうか?
「できる社員」は、資料やパンフレットを会社の大封筒に入れている。
大封筒をビジネスバッグから取り出し、相手の目の前で、大封筒から資料やパンフレットを取り出すのである。
私は、これが相手に資料やパンフレットを渡すときのマナーだと考えている。
このマナーを守れば、だいぶ相手の印象もよくなるはずだと思う。

 

さて、私が資料やパンフレットを会社の大封筒に入れ、区分けした方がいいと言うにはもう一つ理由がある………。

 

ここで取り上げたこともビジネスマナーの本には書かれていない。
しかし、「できる社員」は、ちょっとした手間をかけることを厭わない。ちょっとした手間をかけることにより、相手の印象がずいぶんと変わることを知っている。また、ちょっとした手間を惜しむことにより、書類が紛れてたいへんな事態になり、そのためにどれだけの労力を使うハメになるかも知っているのである。
(抜粋)

 

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

本の目次

スマホで読む方法

 

 

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