会議直前に慌ただしく席に座る人にも、仕事は来ない

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「あれどうなった?」、「まだやっているのか?」、「どこに行っているんだ?」と言われない人が、仕事が来る人の3条件であり、それに付け加えるものとして、「忙しい素振りを見せる人にも、仕事は来ない」ということを前回説明した。
今回お話しするのは、「会議直前に慌ただしく席に座る人」である。
残念ながら、こういう人にも仕事は来ない。

 

「会議直前に慌ただしく席に座る人」は、「忙しい素振りを見せる人」に似ているかもしれないが、ちょっと違うのである。
それは、「会議直前に慌ただしく席に座る人」は、なにかとバタバタしている人なのである。
そんな人を見ていると、人は仕事を頼む気がしなくなる。
その理由は、もし、こんな人にに仕事を頼んだら、自分までがこのバタバタペースに巻き込まれてしまうことが容易に想像できるからである。
そして、「会議直前に慌ただしく席に座る」姿を見て、周りの人は無意識のうちに、その人の計画性のなさ、自分のペースを優先する人であることを感じ取るからである。

 

重要なことは、「会議直前に慌ただしく席に座る人」は、いつもそうだということである。
一方で、いつも、「会議の定刻だいぶ前に席に座っている人」がいるということである。
それでは、「会議の定刻だいぶ前に席に座っている人」が暇な人かというと、そうでは決してないのである。
むしろ、非常に仕事が立て込んでいる人に限って、会議の定刻だいぶ前に座っているケースが圧倒的に多いと思うのである。
これは、みなさんも実感していることではないだろうか?

 

こう考えると、「会議直前に慌ただしく席に座る人」も、「会議の定刻だいぶ前に席に座っている人」もともに、癖になっていると言うことができる。
そして、「会議の定刻だいぶ前に座っている人」は、あらかじめ、会議を前提に予定を組み立てている人である。
月のスケジュール、週のスケジュール、そして、その日のスケジュール、どれをとっても、会議を念頭に入れたスケジュールを立てているのである。
それゆえ、会議前にはスケジュールに余裕を持たせている。
だから、必然的に、会議の定刻だいぶ前に席に座っているのである。

 

そして、より重要なことは、「会議の定刻だいぶ前に座っている人」は、仕事のケジメをつけるのが上手い人だということである。
会議前に仕事をやっていても、「そろそろ会議だ。この仕事はいったん終了しておこう」と思う人なのである。
一方、「会議直前に慌ただしく席に座る人」は、逆に、「今日は会議だから、なるべくその前に仕事を片づけておこう」と思う人なのである。
それゆえ、会議直前まで、仕事を粘る。その結果、慌ただしく会議直前に席に座るのではないだろうか?

 

会議直前まで仕事を粘るということは、見上げた心構えのような気がするかもしれないが、私は、ビジネスマンは、「腹をくくる」ということも必要だと思う。
会議はあらかじめ決まったスケジュールなのである。それゆえ、「そろそろ会議だから、この仕事はここまで」あるいは、「会議前に、時間がかかり区切りがつかない仕事に取りかかるのはやめておこう」という腹のくくりが必要だと思うのである。

 

そう考えると、バタバタ感というものは、仕事の区切りが上手くついていないことから生じているのではないかと思うのである。
つまり、仕事が連鎖しているのである。音符でいう小休止や、区切りがないまま、仕事がつながっているのである。
連鎖しているから、次の仕事? である会議になだれ込むのである。だから、会議直前に慌ただしく席に座るのだと思う。

 

これは、その人が身に付けた仕事の進め方である。
そして、仕事の連鎖を断ち切るものは、仕事の区切りである。また、そのために、腹のくくりも必要だと思うのである。
それでは、仕事の区切りがつくと、仕事はどのように変わっていくのだろうか?
きっと、ポイント、ポイントをおさえた仕事ぶりに変わるはずである。

 

上司や顧客は、区切りがついた仕事の進め方をする人に妙に安心感を持つ。
そして、その結果、また仕事が来るのである。

 

 

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