ブログの読者は、本の読者より進んでいる

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アメブロなどのブログを見てみると、ネットビジネスをやっている人が非常に多いことに気づく。
しかも、その人たちのブログを見てみると、成功法則や成功哲学について書かれたブログが多い。
その内容は、下手なビジネス書作家顔負けの内容である。
この現象は、ネットビジネスをやっている人も、それを参考にしたい人も、ともに実際に稼がなくてはならないという意識が強いからだと思うのである。
これが、企業で働くサラリーマンとは大きな違いだと思っている。

 

そして、もう1つブログには大きな特徴がある。それは、コンサルの方のブログが非常に多いことである。
しかも、コンサルの内容は多岐に亘る。
「営業」とか「セールス」という名前がついた営業系のブログも非常に多い。そして、読者も非常に多いのである。
問題は、ここである。

 

みなさんは、お気づきになっただろうか?
世に出ているビジネス書は、営業とかセールスという本のタイトルがついていることは極めてまれであり、目次をめくっても、まず営業とかセールスという言葉は使われていない。
これが、ブログと本との大きな相違点だと思うのである。

 

私は、ある出版関係者の方が言ったことを思い出した。
その方は、「営業なんて言葉を使ってはダメですよ。若い人は嫌がりますから………」と言った。
つまり、売れる本というのは、読者が嫌がらない言葉を使っていることが条件だということをおっしゃりたかったのだと思う。
しかし、これでは、本を出す意味も読む意味も非常に薄れてしまうと思うが、みなさんは、どう思うだろうか?

 

そんなことを考えて、改めてブログの記事を読んでみると、「残業」「対人関係」「引きこもり」などをテーマにしたブログも多い。
つまり、「営業」「セールス」も含めて、非常に現実的で、しかも直面する問題を取扱っているのである。
そして、ブログの読者は、その問題に真向いしている人たちだと思うのである。
現実を受け容れている人たちだと思うのである。
だから、能動的にブログを読んでいるのだと思うのである。
そこには、本の読者層とは異なる意識の差、現実感の差があると思うのである。

 

今、「仕事ができる人」「一流の人」というタイトルがついた本は売れている。
私は、ブログの読者は、多分、これらの本の背景にあるものを、瞬時に読み取るのではないかと思っている。
つまり、「これらの本の背景にあるものは、格差社会、生き残りである」と読み取るのではないかと思っている。
そして、多分、そう読み取ったブログの読者層は、これらの本より、もっとストレートに格差社会、生き残りを題材としているブログや本を求めるのだと思う。

 

こんなことを考えると、ブログの読者は本の読者より、一歩も二歩も進んでいると思うのである。
そこには、自分から取りにいくという能動的な姿勢があるからである。
そして、私は、これからの出版事業は大転換を迎えると思っている。
それは、今までは待ちの読者層を相手にしていればよかったが、これからは、取りにいく読者層を相手にしなければならなくなると思うのである。
今までと同じように、読者に対する聞こえや響きだけでは戦えない時代が、すぐにでもやってくると思うのである。

 

みなさんは、どう考えるだろうか?

 

 

 

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