仕事ができる人はシンプルに仕事の量をこなす人である

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「できる人」「一流の人」という名前がついたビジネス書は氾濫している。
しかし、その定義は極めて曖昧だと思うのである。
これらの本に書かれているものは、「できる人」「一流の人」ではなく、ほとんどは、それらの人の特徴である。
確かに、「そんな特徴はあるよな」と思うのだが、そもそも、できる人、一流の人ってどういう人かと考えると、読めば読むほどわからなくなってしまうのである。

 

私は、この問題を長い間考えてきたが、仕事ができる人は、仕事の量をこなせる人ではないかと思っている。
そして、できる人が周囲に認められて一流の人になるのではないかと思うのである。
それを、世の中、よってたかって難しくし過ぎているような気がする。
もしかしたら、難しくしないと、本は売れないのかもしれない。また同じテーマを、手を変え品を変えることができないからかもしれない。

 

私の立てたこの仮説には、正直、直観的なものがだいぶ入っている。
それは、周囲を見回したとき、確かに仕事ができる人は、人よりも量をこなしていると思うからである。
だいいち、仕事ができる人が暇そうにしているなんてイメージできない。
これに気づいた私は、「仕事はできる人に集中する」というブログをだいぶ前に書いたが、このブログへのアクセスは現在でも毎日のように続いている。
これは、多分、みなさんも、なんとなく「仕事はできる人に集中する」と思っており、仕事ができる人=仕事が集中している人ではないかと薄々感じ取っているのではないかと思うのである。

 

また、私が立てた仮説を裏付けるような本がある。
それは、外資系コンサルタントが書いた本である。
みなさんもお気づきかもしれないが、外資系コンサルタントの本には必ずと言ってよいほど、「知的生産」という言葉が使われている。
(前に書評した勝間和代氏の代表的な著書である『効率が10倍アップする 新・知的生産術』などはこの典型である)
「知的生産」と言われると、なにがなんだかわからなくなってしまうが、その目的は、生産性をあげることである。
要は 外資系コンサルタントは、まるまる1冊を使って、生産性を上げるための技術を紹介していると言っても過言ではないのである。
この生産性を上げるということについて、安宅和人氏は著書『イシューからはじめよ』で、「意味あるアウトプット」と言う言葉を使っている。
非常に上手い表現である。

 

突き詰めると、外資系コンサルタントは、生産性を上げる、意味あるアウトプット量を増やすという本を書いているのである。
言葉を置き換えれば、仕事をより多くするということではないだろうか?
もっと言うと、眼に見える形で仕事量を増やすということではないだろうか。

 

こう考えてみると、私の仮説はあっているのではないかと思うのである。
そして、なぜ私がこれほどこの仮説にこだわっているかと言えば、残念ながら今のビジネス書は冒頭にも触れたが、読めば読むほどわからなくなってしまい、その結果、読者は、ビジネス書の内容をアウトプットしにくくなっていると思うからである。
手前味噌になってしまうかもしれないが、ここは私のように「仕事の量をこなせる人になれ!」と言った方が、読者の頭にスーッと入っていきそうな気がするのである。
この頭にスーツと入ったならばしめたものである。
それならば、どうすれば、仕事の量をこなせるかと考えられるからである。
この方がビジネスの現場の人には合っているようで仕方がないのである。

 

しかし、ここで問題がある。
それは、「仕事の量をこなせる人になれ!」と言っても、俄かにこなせない人がいるからである。
前もって言うと、このこなせない人が悪いとか、劣っているという話ではない。
現実には、こなせない人の方が圧倒的に多いだろう。
みんな、現在の手持ちの仕事でもアップアップだと思うのである。

 

私は、このように、仕事をこなしたくてもこなせない人をいかにして救うかというところが、ビジネス書の肝心要のところだと思うのである。
ここで解を出せなければ、ビジネス書の中身が現実の世界で生きることはないと思うのである。

 

私は、仕事をこなしたくてもこなせない人には大きく分けると2つの問題が存在していると思う。
一つは、職場環境などの環境の問題である。もう一つは、個人の仕事の進め方の問題である。
個人と組織双方で、この問題を考えないと、解決しないと思うのである。

 

(『サラリーマンの本質』は、現実の世界の組織と個人の解決方法を書いたつもりでなので、興味のある方は参照願いたい。 目次参照

 

 

 

 

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