一流の人を目指すのが先か、それとも、実績を上げて一流の人を目指すのか?

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私はみなさんと同じように毎日のようにビジネス書を読んだり、またビジネス書の類のような本を書いているが、実は、わからないことがある。
それは、多くのビジネス書は、「一流の人の行動や考え方を学べ」と言っているが、どうしても私の頭の中には「その道で実績を上げた人」=一流の人や成功者ではないかという考えがあるからである。
しかし、多くのビジネス書にも一理ある。それは、スポーツの世界や芸術の世界など、やはり一流の人に習った方が上達も速いし、また教わった方も一流になる確率が高いからである。
そう考えると、やはり、一流の指導者に習う必要があると思うのである。
すなわち、多くのビジネス書が言う「一流の人に学べ」は正解のような気がするのである。

 

だが、一方で、そうではないような気もするのである。
それは、やはり、一流の人に学んだとしても、どの道でも「実績」を上げなければ、一流云々を議論する話ではないからである。
そうすると、一流の人は、やはり「実績を上げた人」ではないかと思えてくるのである。

 

しかし、こんな私の考えに、ビジネス書の著者はこう言うだろう。
「だからこそ! 実績を(効率よく)上げるためにビジネス書は存在するのだ!」と。

 

この問題は、「一流の人を目指すのが先か?」それとも、「実績を上げて一流の人を目指すのか?」という卵が先か、鶏が先かのような議論であり、それゆえに私は毎日考えているのである。

 

私の考えをお話ししたい。
ビジネスマン出身の私から言えば、この問題は、やはり「実績が先」だと思うのである。
それは、「実績」がなければ、飯を食うこともできないし、会社で自分の貢献というものがないからである。
しかし!「実績」の意味合いは、世の中で使われている意味合いとは違う。
世の中では、「実績」というと、イコール「成果」「足跡」あるいは、セールスの世界では「優秀な成績」のようなものを意味していると思うが、私の考えは、もっともっと広い。
ビジネス世界で一生懸命頑張っている、あるいは、企業の一員として所属する部署で役割を担っている。ー私はこれがビジネスマンの「実績」だと思うのである。
そして、その積み重ねで、(実は私の嫌いな言葉だが)一流の人になると思うのである。

 

こんな私の考えには、きっと、多くのビジネス書の著者は「それは違う! それでは一流になれない!」と言うと思うが、私は、「それでは、一流ってなんですか?」と反論したい。
それに、一流かどうかは、自分で決めるのではなく、人が決めることだと私は思うのである。
そう考えると、最初から一流の人を目指すというのは、どこかおかしいような気がするのである。
そして、もっと言わせてもらえば、現場で一生懸命頑張っているビジネスマンは、「一流になれるかどうかで悩む」ことなんかないのである。
その意味で多くのビジネス書が「一流云々」にこだわるということは、ビジネスの現場知らずの考え方だと思うのである。
さらに言えば、多くのビジネスマンが、みんな一流の道につけるように案内役を務めるのがビジネス書の本来の姿なのではないかと思うのである。
『サラリーマンの本質』が、現場の解決策にこだわるのは、そのためである。
そうは言っても、ここは意見が分かれるところだと思うが、みなさんはどう思いますか?

 

 

 

 

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