それでは、マッキンゼー本に書かれていないものは何か?

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外資系コンサルタント出身者が書いた本を読み終えて「それはそうだけど………」という感情を持つ人は、どの部分を足りないと思うのであろうか?
自分の置かれている状況とは異なる次元の話だと思うのではないだろうか。
すなわち、本の話を自分の状況にあてはめることができないのではないだろうか。

 

この感情はわからないわけではない。
元々コンサル自体が企業相手、それも企業トップに対する提案という形で行われていることを考えると、それが個人にスッポリあてはまるかという問題がある。
しかも、コンサルの目的は特定した問題解決にあるのである。
しかし、多分外資系コンサルタント出身者たちは、きっとこう言うのだろう。
「問題解決手法は、普遍的なものである」と。だから個人にもあてはまるということなのだろう。だから本を出しているのだろう。

 

中立的な立場で言うならば、その手法はおそらく参考になるのであろう。
しかし、それを正確に言うならば、特定の問題解決で参考になるというべきなのだろう。
言い換えると、もしあなたが、企業経営者だったり特定のプロジェクトに属しているときには参考になるということになる。
また、プレゼン手法は一般のビジネスマンにも参考になると思う。

 

逆に言えば、もしあなたが今の自分の「状況」を改善したいと考えている場合は、全然参考にならないということになる。
それこそ診療科目が異なるということになる。
それでは、ビジネスマンが自分の「状況」を改善したいと思い、ビジネス書を手にする瞬間はどういうときなのだろう?
「自分は悔しい思いをした。自分を見下した人を見返したい」
「毎日毎日仕事に追われ、追い込まれている。この状況を何とか改善したい」
「営業のノルマに追われている。こんな生活から解放されたい」
「上司をはじめ、職場の人間関係に悩んでいる。少しでも居心地がよくなりたい」……

 

こんな切羽づまった気持ちから、救いを求めてビジネス書を買っているのではないだろうか。
つまり切羽づまった「状況」があり、切羽づまった「感情」があることになる。
こんな状態の中で、外資系コンサルタントが言う「空(事実)-雨(解釈)-傘(行動)」「事実!事実!事実!」「フレームワーク」「ロジックツリー」「フレームワーク」「仮説を立てる」はまったく関係がないのである。まったく問題解決にならないのである。
時間の無駄である。時間の無駄で済むならばまだよいが、こんな状態の中に変な知識が入り込んだら、変な方向に行きかねない。問題が変な形ですり替わってまたそのすり変わった問題に悩むという状態になりかねないのである。

 

よって、このHPは、切羽づまった「状況」と切羽づまった「感情」を持っている人を対象に進めていきたい。
この「状況」と「感情」は一体である。
悩んでいるビジネスマンにとっては、むしろ「感情」の方が先に来るのかもしれない。
この「感情」面が出発点になることが多いので、大事にしたいと思っている。
マッキンゼー本にないものは、「状況」と「感情」の解決である。
だから、読んでも「それはそうだけど……」と思うのである。これは腑に落ちていないことを物語っている。
もし、あなたがマッキンゼー本に満足しているとしたならば、それに越したことはない。引き返すなら今である。これから先は、それこそ時間の無駄になる。

 

 

 

 

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