社内情勢には精通するが、話さない

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サラリーマン社会には、人事情報や社内情勢が気になって気になって仕方がないというよりは、大好きな人が必ずいる。
「次の社長は、A専務、B常務、C常務の3人の中から選ばれるのは間違いないぞ」という情報に始まり、「次のウチの部の部長は、経理部のDさんが有力だ」、「ウチの課長は部長によく思われていない。この4月に転勤間違いなしだ」と人事予測までし、その上、「最近、社長とE常務の中は微妙らしいぞ。先日もこんなことがあった」「今、京都支店は大変らしいぞ。先日監査が入ったが、こんなことが発覚したらしいぞ」「先日、総務のFは、B常務からこっぴどく怒られたらしいぞ」と社内情勢までも人に話す人がいる。
重宝といえば重宝だが、どこか人に煙たがれる。
あなたも、たいがい、こんな人たちから情報をもらい、「そうか、そういうことになっているのか」と社内の情勢を知るが、なんとなくその人が煩わしくも思うのである。

 

この煙たがれる、煩わしく思われるということが、この人たちのキーである。
それでは、なぜ、この人たちは、そのように思われるのだろうか?
その理由を、あなたと考えてみたい。
一つは、その人から電話がよくかかるということである。
こっちが忙しくてもお構いなしに、「おい、聞いたか?」という電話がかかる。しかも、電話が長い。
もう一つは、しつこいことである。
電話だけでなく、飲みに行っても、ほとんど、こんな話に明け暮れる。

 

さて、こんな社内情報家自身が、わかっていないことがある。
それは、この人たちの電話や行動は、みんなに知られているということである。
さすがに、こんな人たちも、おおっぴらには、そんな電話をしない。上司がいないときを狙い、電話を仲間内にかけているが、それでも上司にも知られているのである。
また、なにか社内で問題が発生するたびに、こんな人が活躍することも、会社の上の人や人事部などは知っているのである。
それは、この人は、漏れた情報を仲間などに伝えているが、その仲間からそんな電話があったことはまた漏れるのである。
このことに気づいていないのである。
ここが重要なところだが、あなたは、情報は人に話した瞬間に漏れるものだということを忘れないでもらいたい。
そして、こんな人たちが、会社や上司から面白く思われるわけがない。
「そんなことより、自分の仕事をしっかりやれよ」と必ず思われているはずである。

 

さて、情報の取り扱いは非常に難しい。
今まで述べたことから、それでは、人事情報や社内情勢に無関心の方がいいかというと、そうではない。
やはり、こうした情報は知っておいた方がいいと思う。
あなた自身の仕事の面、心の準備の面で役立つことがあるからだ。
しかし、こうした情報伝達の主体者になってはいけないということだ。
これは、言うは易しいが、非常に難しいことと思う。
なぜなら、情報は、よく本に記載がある通り、与えるから来るものだからである。
そして、実際に社内の人と会話をしているときは、こちら側の情報を話してしまうものである。
これは、色々言っても防ぎようがないことだと思う。
こんな中で、できることといったら、少なくとも、情報拡散の主体者にはならないことである。
そう思われないことである。

 

そして、あなたが話したことは必ずどこかで漏れるということを前提に考えた場合、これも非常に難しいことだが、できうる限り、「あの人は、仕事がきっちりしている。先日もこんなことがあった」「お客から指名されることが多い」「先日も、あることで、課長からほめられた」と話の対象者の「いい情報」を話すことである。
難しいと思うが、ぜひ、心がけてもらいたい。

 

 

ポイント
①情報を伝えることは、伝えたこと自体がまた漏れるということを忘れてはいけない。
②情報は人に話した瞬間から漏れるものと覚悟する。
③非常に難しいことだが、漏れてもいい情報を話すように努める。

 

 

 

 

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