得意先を辞去するときは、視界から消えるまで我慢する

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サラリーマンが必ずやってしまう失敗の一つである。
得意先との商談が上手くいった。得意先からエレベーターまで見送られ、あなたは、課長とエレベーターに乗る。
エレベーターの扉が閉まるや否や、あなたは、「上手くいきましたね」と課長に笑いながら話しかける。
課長も、「そうだな。今日は、〇〇さんはいつもと違って機嫌がよかったな」と答える。

 

こういうことは、絶対にやってはいけない。
なにかの拍子にエレベーターの扉が開くかもしれないのだ。
もし、エレベーターが開いて、そんな笑いながら話す姿を相手に見られたら、相手はどう思うだろうか?
「そんなエレベータが開くなんていうこと、ないよ」とあなたは言うかもしれない。
しかし、不思議なことに、そんな様子は相手に伝わるものなのである。

 

また、エレベーターから降り、ロビーを歩くときも、話さない方がいい。
相手の会社の誰に見られているかわからないからだ。
実際、ビジネスの現場では、「さっき、笑いながら話していた人、どこの会社の人なんだ?」と相手の会社の上役などが社内の人に聞くことがあるのだ。
あなたは、人の会社にいるということを忘れてはならない。

 

そして、最も失敗をする場面が車に乗り込むときだ。
車に乗り込むと安心し、つい、いつもの調子に戻り話してしまう。
そんなあなた達の姿を、先方は見ている場合があるのだ。フロアの窓から見ている場合があるのだ。
また、車まで見送りされたときも注意する必要がある。
あなたたちは、先方に礼を言い、立ち去ったつもりだが、相手は、あなた達の車が見えなくなるまで見送っているということはないだろうか?
そんな人は、車に乗り込んだあなたたちの様子を一部始終見ているのである。
もし、これが、お詫び訪問のあとだったら大変である。
先方が、あなたたたちが歯を見せながら車に乗っている姿を見たとしたら、憤慨するどころの話では済まなくなる。そして、完全に、馬鹿にされたと思うだろう。

 

しかし、日本のサラリーマンは、なぜか、得意先を辞去するときに油断するのである。
これは、決してサラリーマン経験の浅い人だけではない。部長も役員も社長も、なぜか油断するのである。
そして、なおかつ、辞去したあと、とんでもない話をしているのである。
「まったく△△部長は、いつもながら理解が鈍いですね。」
「そうそう、いつもわかったような素振りを見せるが、本当のところ、何をわかっていないんじゃないか」
「あ、そうか! それを見破られないとして、いつも、声を荒らげるんですね」
「そういうことになる。頭の悪い人の特徴だよ。ワハハ」
「まったく、課長、キツイわ。ワハハ」

 

ビジネスの失敗というものは、こんなときに起きるのである。
相手が、馬鹿にされたと思うときに起きるのである。
訪問を終えて、すぐに話したい気持ちはわかる。
しかし、あなたは、相手の視界から消えるまで同行者に話しかけてはいけない。
相手の視界から消えるまで、表情を変えずに無言のまま、我慢してもらいたい。
ここを理解すると、あなたの失敗は減るはずである。

 

 

ポイント
①サラリーマンは訪問を終えたあと、安心感もあり油断する。相手の視界から完全に消えるまでを訪問と考えてもらいたい。
②ビジネスの失敗は些細なことから生じる。特に相手が馬鹿にされたと思うときは、とんでもない事態に発展する。

 

 

 

 

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