面談中のメモは最小限に。その理由は?

2024.04.04更新

 

私たちは「相手の話をメモする」ようにと教わってきたが、ひたすらメモしていては、人と会っている意味は薄れる。
そもそも、面談の目的は何だろう? 

 

 

もちろん人と会って話すということだが、

そこには人の表情がある。

感情がある。

 

言葉だけではなく、その人の全身からにじみ出ているものがメッセージなのだ。

それを、その人が話す言葉をひたすら書き取っていては、人と会っている意味は薄れる。

 

面談のなかでメモを取るときは、メモを取る必要が生じたときと、考えればよいかもしれない。

 

 

そもそも面談とは?

 

面談中にメモを取りまくると、どんなことになるのだろう?

 

相手に対して失礼になるのではないだろうか。

それは、相手の顔も見ずに、ひたすらメモを取りつづける光景を考えてみればわかる。

 

それに、いかにも、わざとらしく映らないだろうか。

相手は「あなたの話を寸分漏らさず、書き取りますよ」といったわざとらしさ感を持つかもしれない。

 

私もメモを取りまくる人を見てきた。

社内ならまだしも、得意先との面談中に、メモを取りまくられると、同席者として本当に恥ずかしい気持ちになった。

これでは取材だ。

 

そしてメモを取りまくる人の思惑とは逆に、相手から好印象は持たれないだろう。

 

 

視線はどうしてもメモ帳に向いてしまう

 

会議や打ち合わせの場合でも同じことが言える。

 

何のために、人が集まっているかだ。

話している人の言葉のニュアンス、語気、表情、感情を体で感じ取れるから集まっているのだ。

そして人は体感したものから、会議の要点、目的、重要なことを知る。

 

ひたすら、下を向いてノートに書き取っていては、会議に参加している意味は薄れる。

 

 

なぜ会議をするのか?

 

参考までに竹田恒泰氏の話を紹介したい。

 

竹田恒泰氏は講演では一切、資料やレジュメを配布したり、映像やパワーポイントなどは使用しないと言う。

 

せっかくの講演会ですから、生身の人間が身振り手振り、表情、声の強弱を駆使して話すのを直接見聞きしてもらったほうが、聴衆にとっても価値があるはずです。

 

日本人が一生使える勉強法から

 

 

ポイント

①面談とは何かということを考える。言葉だけではないはずだ。相手の全身からにじみ出ているものがメッセージである。

 

②会議でも同じことが言える。メモを取りまくると会議に参加している意味がなくなる。集中力も欠けてくる。

 

③世の中で言われていることを十分に咀嚼し、現実の世界にあてはめてみることが必要である。

 

 

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