上司について話すときは、いったん周りを確認する

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上司との関係編の最後は、「上司について話すときは、いったん周りを確認する」を選んだ。
実は、このことで、ばつが悪いと言うよりは、いたたまれない思いをしたサラリーマンも多くいるからだ。
こんなときは、いままで上に好かれよう好かれようと努力していたことが全部吹っ飛ぶ。
それ故に、最後の注意点として、テーマに選んだ。

 

あなたも、先日経験した。
上司といっても、部長なのだが、あなたが同僚と部長について夢中で話していたときに、ふと課の入り口近くに視線をやると、当の部長が立っているではないか。
あなたは、瞬間的に「聞かれた」と思った。
というのは、部長は立っていたのだ。静止していたのだ。これが、部長があなたの課の方に歩いてきたのを見たということならば、「大丈夫だ」と思えるかもしれないが、立っていたということは、いつ来たのかわからないということだ。
あなたは寒くなる。

 

実際、あなたと同じような経験をしているサラリーマンは多くいる。
こうしたケースは、直接の上司というよりは、その上の上司、役員、場合によっては社長のことを話題にしているときに、起きることが多い。
それは、直接の上司だったら、上司が外出先や会議が戻ってきた場合、明確に認識できることが多いからだ。
「帰ったぞ」とか、「いやー疲れた」とかいう言葉も発するし、それに対して、「お帰りなさい」とか、「こんな伝言が入っていましたよ」という反応がある。
それが、その上の上司が来た場合には、あなたの職場の人は、無言で仕事をしている場合が多い。
だから、気づかない人が出てくる。
こうしたケースがなぜ起きるかというと、サラリーマン社会では、部長以上の人は、電話で済むところ、「そうだ、たまには様子見がてらに行ってみよう」と思ったり、少し時間の余裕が生じたとき、「そうだ、ちょっとあの課を覗いてみようか」と思うことがあるからだ。
そして、こうした場合は、音もなく、すーっと現れることが多い。
なかには、課長に用事があってきたが、課長がまだ戻っていないので、課の隅っこの席に座って待っている場合もある。
こうした場合も、その席の近くの人は、上の人の存在には気づいているが、そのことを口に出すわけにもいかないことから、気づかない人もいるのである。

 

また、気をつけなければならないのは、会議とか、懇親会の前だ。
そんなとき、「まったく、こんなに忙しいのに会議かよ。おまけに懇親会まで開きやがって。こっちの身になってもらいたいよ」と、言いながら会場に入る人がいる。
この人の頭の中には、どうせ上の人は、最後に来るだろうという固定観念がある。
しかし、上の人は、誰よりも早く会場に到着する場合があるのだ。

 

また、トイレでの会話も気をつけた方がいい。もしかしたら上の人は、ブースの中にいるかもしれないのだ。
そして、部下が、「聞かれた」と思ういずれの場合も、上の人は反応を示さないところが、これらのケースの嫌なところだ。
上の人は、このことについて、どう思ったのかわからないまま、そのシーンだけが頭にこびりつき悶々とするからだ。

 

さて、まるで忍者対策のようなことを書いたが、サラリーマンが、一番話題にするのが、上司のことだということはほぼ間違いないだろう。
「忙しいのにこんな指示ばかりだして」「こっちの身にもなれよ」「全然、的を射てないじゃないか」「何を考えているんだ」………。
こんなことを我々は、たえず話している。
そう、たえず、こんなことを話しているわけだから、注意をしなければならないのである。
かく言う私も、経験している。その気まずさといったら、説明する必要もないだろう。

 

そして、一方で、サラリーマン社会には、こんな落ち度がない社員もいる。
そつがない社員と言えるかもしれない。ここでもまた嫌な表現を使うが、こうした社員は、やはりサラリーマン社会では出世する可能性が高い社員なのである。
非常にネガティブな表現を使えば、減点、失点しないということは、やはりサラリーマン社会では必要なことである。
ここがベースになって、取り組んだ成果が加算されていく社会であるとも言える。

 

ぜひ、あなたは、この「上司との関係編」で一緒に考えていたことが、一瞬にしてパーになり、禍根を残すことがないように十分に注意してもらいたい。
上司について話すときは、いったん周りを確認してもらいたいのである。
それを癖にしてもらいたいのである。
上司との関係編の最後に、言っておきたかった。

 

 

ポイント
①サラリーマンは、上司のことをたえず話題にしている。たえず話題にしているから注意しなければならないのである。
②直属の上司ではない上の人が、職場に来ることがある。こうしたときは、職場の人の反応がないから気づかないことが多い。
③会議や懇親会の前も注意する必要がある。上の人は、早く到着し待っているケースが多いからである。

 

 

 

 

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