訪問先に迷わず行けるようにする

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「訪問先に迷わず行けるようにする」-これは、上司と一緒に訪問するときのことを言っている。
このタイトルを見て、多くの人は、「そんなの当り前じゃないか。小学生じゃあるまいし」ときっと思う。
しかし、意外や意外、そうではないのである!
世の上司は、このことで、結構悩まされているというよりは、疲れているのである。
私も、「上司との関係」編を書くにあたり、すぐに頭に浮かんだのが、このことである。

 

あなたは、上司と一緒に、ある訪問先に初めて行くことになる。
会社を出る際、上司は、「おい、どう行くんだ?」と、あなたに尋ねる。
あなたは、「JRですかね。地下鉄っていう手もありますがね。どっちにします?」と逆に上司に聞く。
上司は、「どっちが早いんだ?どっちが乗り換えが少なくて済むんだ?」と、またあなたに聞く。
その質問に対し、あなたは、いい加減な返事をするので、上司が判断して地下鉄を選択する。

 

そして、訪問先の最寄り駅に着く。
上司は、「おい、どっちの出口だ?」と聞く。
その地下鉄のホームには、A3出口とかB1出口とかC4出口とか、めまぐるしく方向指示が出されている。
あなたは、「ちょっと、待ってください。今、案内板を見てきますから」と言って、案内板に向かう。
そして、「課長、わかりました! B2です」と嬉しそうに報告する。

 

B2出口から地上に出ると、今度は、ビルがいっぱい並んでいてよくわからない。
あなたは、「あのビルかな?」とつぶやき、上司をその方角に向かわせる。
しばらく歩くと、あなたは、「やっぱり違うな。こっちかな」と方向を転換する。
そして、暫く歩いて立ち止まり、ついにスマホを取り出し、Naviを見るのである。

 

こんなことが、実際、行われているのである。
ここでは新しい訪問先を例に挙げたが、驚くべきことに、自分がが担当している企業に、上司と一緒に訪問するときにも、「あっちかな。いや、こっちかな」とやっていることもあるのである。
その挙句に、エレベーターで目的である訪問先のフロアに降りたつもりが、部署名が書かれたサインを見て、「すいません。間違えました。経理部は4Fでした」なんていうこともやっているのである。

 

問答無用のアウトである。
もうここで、前もって、Yahooなどの路線検索をしておくべきだったとか、会社案内から、マップを取り出しておくべきだったとかいう議論は不要であろう。
しかし、あなたにわかっておいてもらいたいことがある。
それは、この例と逆の担当者もいるということである。
初めて行く訪問先なのに、最寄の駅を降りても、一直線にその訪問先に向かい、エレベーターに乗っても迷わず停止階を押し、フロアーに降りても、まっすぐに訪問先の受付に向かう社員がいるということだ。
そんなとき、上司は、「来たことあるの?」という顔をする。
実際、忙しい日常業務の中で時間を作り、他の得意先に行くついでに、下見をしている社員もいるのである。

 

私は、「下見を必ずしろ」とは言わないが、そうした社員は、心意気が違うのである。
そして、こんなところで、大きな差が生じるのである。
上司との関係がぎくしゃくしてくるのは、1つのことが原因であることは少なく、積み重ねによることが多い。
つまり、上司は、「先日もこんなことあった。この前もこんなことがあった」と、こうした些細なことの積み重ねでレッテルを貼ることが多い。
だから、些細なことを疎かにしてはいけない。これが、上司との関係の基本となるので、ぜひ、注意してもらいたい。

 

 

ポイント
①上司との関係がぎくしゃくしてくるのは、1つのことが原因であることは少なく、些細なことの積み重ねによることが多い。
②だから些細なことを疎かにしてはいけない。これが上司との関係の基本となる。

 

 

 

 

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