会議の前にあまりバタバタしない

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ここから会議出席編に入る。サラリーマン社会では、上司は会議での部下の発言をよく覚えているものである。
そして、意外にここでの発言や態度が評価に大きく結びつくことがあるので注意する必要がある。

 

次の光景から話をスタートしたい。
あなたの課の会議が始まる。
あなたの上司は、あなたが席に座っていないことに気づき、「おい、〇〇、なにしてんだ?」とすでに席に座り会議の開始を待っている人たちに聞く。
その中の1人が、「課長、さっき、○〇君は××商事と電話をしていましたよ」と答える。
そんな中、あなたは資料とノートを抱え、「すいませーん」と頭をかきながら部屋に入ってくる。
課長は、「それじゃぁ、始めようか」と言って会議はスタートしたが、課長はなにかいつもの調子が出ない。

 

こんな光景はサラリーマン社会にはよくある。
しかし、こんなよくある光景だが、そこには様々なことが詰まっている。それを、共に考えていこう。
まず、課長の調子が出ない件-これは、実際にこうしたことになるケースが多い。私も経験した。
なぜだろう?
それは、会議主催者というものは、「今日は、どういう切りだしでスタートさせようか」「どのような道筋で会議を進めようか」と、いつも会議直前まで考えているからだ。
そして、会議招集の目的を持っているから、伝えることに漏れがないか、最終チェックして会議に臨んでいるのである。
それが、いざ、会議を始めようとした際に、まだ席に座っていない人を見ると、怒りというか拍子抜けしてしまうのである。
その後、遅れた人の着席を待って、会議は開始されるが、直前まで考えていたことがスーッと抜けてしまって調子が出ないのである。
簡単に言うと、ペースを狂わされたことになる。

 

今度は、あなたの立場からこの光景を考えてみよう。
あなたは課の会議に遅刻したが、これが、もっと大きな組織が主催した会議で、しかも課を代表して出席する場合、あなたは遅刻するだろうか?
多分しないはずだ。
それは、あなたの頭の隅には、課の会議に対して、「どうせたいした会議ではない。いつもの会議だ」くらいの意識があるからではないだろうか。
また、「遅刻したって言っても、たかが1-2分だろう」と思っているのではないだろうか。
さらに、「だって、仕方がないじゃないか。お客さんとの電話なんだから。それに、『いつもお客さんのことを優先しろ』と課長は言っているじゃないか」と口をとがらせるかもしれない。

 

さて、この光景を解説していきたい。
まず、会議に遅刻する人の特徴を考えてみたい。
会議に遅刻する人は、実は、特定の人であることが多い。
これを聞いて、多くのサラリーマンは頷き、その人の会社のある人をイメージするのではないだろうか。
そして、遅刻と言っても、だいそれた遅刻ではない。せいぜい5分までの遅刻が多いのではないだろうか。
また、もう1つ特徴がある。
それは、いつも会議が始まる前にバタバタしているのである。
もうすぐ会議が始まるというのに、得意先に電話をかけたりすることが多い。
「なぜだろう?」と思うほどに、いつも会議直前になにかやっている。
癖になっていると言ってもいいだろう。

 

このことから、あなたは何を読み取るだろうか?
「やはり、会議を軽視している。そして、『本当は、オレはそんな無駄な会議出たくないよ』と心で言っている」と読み取るのではないだろうか。
その通りである。
加えて言えば、その人は、「自分はこんなに忙しんだ」とアピールしているのかもしれない。
もっと言うと、「それなのに、会議なんて開催しあがって」と思っているからかもしれない。

 

この「守る技術」のシリーズは、説教をたれるためではない。
また、あなたはこのページで、すでにこうした遅刻の意味を理解している。
その上で、1つだけ再確認をしてもらいたい。
それは、会議というものは、目的を持っているということである。
主催者である上司は、会議開催の目的を持っているということである。
この点は、ぜひ、忘れないでもらいたい。
そして、会議というと、いかにもその中身やそこでの発言内容が重視されていると思うかもしれないが、会議に臨む姿勢も、人は言わないが重視されているので注意してもらいたい。

 

 

ポイント
①会議は、開催の目的を持っている。
 主催者の立場になって考えることが必要である。
②会議というと、いかにもその中身や発言内容が重視されているような気になるが、会議に臨む姿勢も重視されている。

 

 

 

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