『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』 

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やり直し・間違いゼロ 絶対にミスをしない人の仕事のワザ (Asuka business & language book) やり直し・間違いゼロ 絶対にミスをしない人の仕事のワザ (Asuka business & language book)
鈴木 真理子

明日香出版社 2014-04-09

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まず著者紹介をしておくと、この本がどのような人が書いたのか、どういう内容のものであるのかを理解するのにわかりやすい。
著者は、大学を卒業し、損害保険会社に入社し、損害調査部、人事部人材開発開発室などに働いたのち、結婚退職をした。
その後、キャリアを見つめなおし、研修やセミナーを中心とするコンサルタントとなった。

 

そんな経歴から、本全体が、実際に現場を経験した人の感覚となっている。
本を読んでいると、著者が現場で働いていた姿までも想像できてしまう。
きっと、すべてのサラリーマンやビジネスマンが、「そうそう、そういうミスを自分もしてきた」と共感するはずだ。
しかも、すぐに使える内容のものが多くある。
本の構成も、1つの項目が2ページ単位で構成されている。つまり、ページを開けた状態に1項目が示されているということになる。
しかも、その2ページのうち、左ページを図解としているため、非常にわかりやすい。
2時間もあれば、読めてしまうのではないか。

 

さて、著者は、メール・ビジネス文書がオハコというだけあって、第1章「メール・ビジネス文書編」が、非常に参考になる。
その中でも、01メールを書く前に作戦を立てる 03添付ファイルは本文を書く前に 05休暇予定はメールの署名に入れる 06文書で書き換えるところは赤字にしておく は、「そういう方法が確かにあるよな」と思う項目だった。

 

私は、最近、添付ファイルを取り間違えて送信してしまったことがある。
それは、メール本文を書くのに集中し、それを書き終えたことでほっとし、最後の詰めを怠ったからである。
確かに、この本が指摘するように、最初に添付ファイルを選択しておけば、こんなミスは防げたはずだ。
また、サラリーマンやビジネスマンは、メールは送信したものの、「あ、書き忘れたものがある」と気づき、あわてて追伸メールを打つことがあると思う。私もよくある。
これは、メールという気安さもあり、まさにぶっつけ本番で打っているからだと思う。
この本が指摘するように、伝えたいことを事前に書き出しておけば、確かにこんなミスは防げる。
その他19ファイル名には日付をつける も即、実行したい項目である。
毎日、どれだけ、過去に作成したファイルを捜すのに時間をかけていることか。
また、間違って文書に上書きしてしまったとか、原ファイルを削除してしまったと泣くに泣かれぬミスも結構ある。
それを防止するために、59「名前を付けて保存」はリスクが高い も参考になる。

 

そして、この本は、仕事の進め方、要領、心構えも記載している。
まさに、実務を経験した人ならではの指摘である。
「その通りだ!」と思う内容も本当に多いので、項目だけ紹介しておく。
きっと、みなさんは項目名をみるだけで、言わんとすることは理解されると思う。
34発表用メモは文章にしない 383割進んだところで中間報告する 41誤解をなくす伝え方 48手帳は消せるペンで書く 50予備日を作る 52提出物には『You締切り』と『My締切り』を作る

 

 

我々は、普段、ミスをしたばかりにとんでもない時間と労力をかけている。また精神的なダメージもあるはずだ。
また、この本が言うように、書類捜し、ファイル捜しにもどれだけの時間をかけていることか。
これでは、本来の仕事に集中できないはずだ。疲れも感じるはずだ。
そして重要なことは、こんなことが毎日行われている可能性があるということだ。
こんな時間を累計したならば、多分、気が遠くなるような時間であろう。
本書は、すぐに活かせる内容ばかりなので、ぜひ、サラリーマン、ビジネスマンは参考にしてもらいたい。

 

 

 

 

(参考)この本を読んで思ったことは、この本のよう実務の中から得られた技術の紹介というものが、世の中、極めて少ないということだ。
色々なご高説よりも、実務を経験した人の話や指摘は、誰もが、「そういうことだったのか」と深く頷くが、残念ながらそういう書物は、あまりにも少ない。
サラリーマンの本質』も、この本とまったく視点、趣旨が同じである。
今度は、サラリーマン、ビジネスマンの「仕事の進め方」という観点で、参考にしていただければ幸いである。

 

 

 

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