『成功のコンセプト』

成功のコンセプト 成功のコンセプト
三木谷 浩史

幻冬舎 2007-10-01

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「成功のコンセプト」は楽天の創業当時から社内に掲げられている。
それは、企業のコンセプトかもしれないが、驚くほど、人の成功にも当てはまるコンセプトである。
この本には数々の名言が詰まっている。

 

1.潜在能力・能力・実力の関係を明らかにしている。

著者が言いたいことを図式にすると、下記のようになる。

実力<能力<潜在能力

「潜在能力」を開発して、現実に使えるようになったものが「能力」だ。
「能力」が発揮されている姿が「実力」である。

 

能力を開花させるには「改善」するという意識が必要だ。
この「改善」こそが、楽天が歩んできた道にほかならない。

 

ここに著者の名言が記載されている。

「1日1%のわずかな改善であっても、1年続ければ元の37倍以上になる」(1.01の365乗)

 

2.しかし、適切な目標がなければ改善しても意味がない

 

著者は次のように言う。
「人類は飛行機を改善し続けた結果として月まで飛べる宇宙船を完成させたわけではない。人類が月に到達できたのは、月面に人類を送り込むという目標があったからなのだ」

 

3.プロフェッショナルの定義

「それでお金を稼いでいるかどうかよりも、それにどれだけ自分の心血を注ぎこんでいるかでプロフェッショナルかどうかが決まる」

 

ここで紹介されている名人と呼ばれる漁師の話は興味深い。
その漁師は「いやあ、漁ほど面白いものはないぞ。世の中の人はどうしてみんな漁師にならないんだろう。俺にはそれが不思議でたまらないんだ」と言ったという。
漁師にとって、漁は仕事ですらないのかもしれない。生きていることのすべてが、漁と結びついている。
これが、プロフェッショナルだ。

 

4.だが、本当の意味でのプロフェッショナルになるには、遠くの目標を見つめる視力に加え、現実を処理する能力も必要

 

24時間いつも仕事のことを考えていても、何もしなければ夢想家と何ら変わらないからだ。

 

ここで、著者は「仕事を面白くするのは、仕事の内容よりも仕事の目的」と核心を述べている。
著者は「東京の環状八号線をクルマで100周しなさいと言われたら辛いかもしれに。けれどそれがもしレースだったとしたら、話は違ってくるだろう」と言うのだ。

 

5.仕組化とは、まず第一に改善を続けられる仕組みを意味する。

 

 

この本は2007年に発刊されていることから、過去の本の部類に入るかもしれない。
しかし、1997年に楽天市場が開設してから10年後に書かれたことに意味がある。
楽天市場が開設されたときは、出店数はたったの13店だった。
誰が、10年後の楽天の姿を想像しえたであろうか?
10年後の姿になりえたのは、この本に書かれている「常に改善」があったからである。
ビジネスマン、ビジネスウーマンの改善、前進にもつながる、おすすめの本だ。

 

 

「成功のコンセプト」
<5つのコンセプト>

①常に改善、常に前進

②Professinalismの徹底

③仮説→実行→検証→仕組化

④顧客満足の最大化

⑤スピード!! スピード!! スピード!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2018年9月22日