『一流の人はなぜそこまで、見た目にこだわるのか?』

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一流の人はなぜそこまで、見た目にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すイメージ戦略~ 一流の人はなぜそこまで、見た目にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すイメージ戦略~
中井 信之 俣野 成敏

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2015-03-13

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私は今まで「一流の人」「仕事のできる人」について書かれた本を紹介してきた。またブログでも書いてきた。
それほどまでに、現在、「一流の人」「仕事ができる人」という名前がついた本は売れている。
その中で、この本のタイトルには、「一流」ー「見た目」と2つのキーワードがある。
ビジネスの世界で、一流と呼ばれている人は、「どの見た目」にこだわっているのか知りたくて本書を読んでみた。
現在、Amazonでは、「なか見検索」がないので、私と同じような思いで購入した人も多いのではないだろうか。

 

結論から言うと、この本は、第1章で「体型と顔」 第2章で「姿勢」 第3章で「表情と会話」 第4章で「言葉遣い」 第5章で「服装」というようにオールラウンドで人への印象というものを取り上げている。その内容は「見た目」をさらに発展させたものだと言える。
役に立つかと言われれば、どれも「知っておいた方」がいい内容といえる。また、自分が人からどう見られているかを知る手がかかり、そして矯正に使えるだろう。
多分、そんなことを知っている人が「一流の人」ということになるのだろうが、「一流の人」がその内のどの部分に、特にこだわっているかということについての深掘りは残念ながら、ない。
そういう意味では、読者側は各人各様に内容を活かせると思えるが、この本の次の一点は、多くの読者に活かせるのではないだろうか。

 

第1章の中の「印象は動作で決まる」(P36~)の中で、著者は人には4つの動作の類型があるとしている。
また、その類型を場合によって使い分けろとも言っている。

 

「大きく×ゆっくり」「小さく×速く」「小さく×ゆっくり」「大きく×速く」

 

どうだろうか? 自分の日常の動作が見えてくるようではないか。また、自分の周りにいる人の特徴というものも浮かんでくるのではないだろうか。
そして、私たちは、けっこうこの4つの類型で、人を「あいつ、こんな緊急事態のときに、まったくのんびりして……」「いつも偉そうにして………」と観察しているのではないだろうか。
そして、確かにこの本が言うように、シチュエーションにあった動作が必要だと思うのである。

 

考えさせられたのは、第2章の中の「笑顔を使いこなす」(P92~)、「様々な感情表現を操る」(P104~)の中の
表情筋を使えば様々な表情を作り出せるという箇所である。
これは、以前紹介した『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』にも書かれていたことである。(第6章「心を読む力」)
(同書では2人の学者が、顔の表情の分類法を作るために、あらゆる顔の筋肉の動きを確認している。表情はもちろん作れるということであり、心の内容との関係について研究している)
私は、正直言って、必要なことかもしれないが、「表情を作るなんて、ちょっと淋しいな……」と思うのである。

 

そして、多くの読者が知りたいと思うのは、この本の第5章で述べられている「服装」についてだろう。
この本の「一流はスーツのルールを知っている」で、スーツの基本型というものをしっかりと説明し、アドバイスを送っている。そこにはお仕着せがましいところがないので、参考になると思う。

 

さて、この本の紹介の特徴にもなっているが、若干、私の考えを示しておきたい。

 

まず、ビジネスマンにとっては、けっこう「服装」についての正解形はわからないものである。
多くの書はベストコーディネートを示しているが、むしろ、どういうことが相応しくないという方に興味を持っていると思うのである。
そんなことに力点を置いている本が欲しい気がする。
(参考:私の経験からビジネスマンの服装についてブログを書いたので参考にしていただきたい。 「サラリーマンの服装について」 )

 

もう一つは、さきほども、この本の「表情を作る」という箇所を紹介したが、ビジネスマンは「自然形」が一番よい気がするのである。
それは、この本の著者のようにプロの人や芸能人が表情を作るのと、一般の人が表情を作るのとは、異なると考えるからである。
一般の人だと、どうしても作った表情を見抜かれてしまう。見抜かれてしまうと、「表と裏が違うやつ」と思われ、かえって不信感を持たれることがあると思うのである。

 

また、ビジネスマナーもあまり、作りすぎてはいけないと思うのである。
これも、企業の受付の人や接客を業としている人なら、そうすべきかもしれないが、やはり一般のビジネスマンがやるとぎこちなくなる。
私の長年のビジネスマン経験からすると、そういう人は、ちょっと変わった人のように見られたり、極端な例では、得意先から「ロボットみたい」と言われた人がいた。
なにごとも、自然形がいいと思うが、みなさんは、どう思われるでしょうか?

 

 

 

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